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第16回 バナナ
1 バナナ
バナナは東南アジア原産の熱帯性多年草です。バナナには大きく分けて、そのまま食べる生食用のテーブルバナナと焼く、煮るなど調理して食べる料理用バナナ、プランテインがあります。生食用バナナは糖分が多く含まれるので甘みがあり、料理用バナナは糖質の多くがデンプンで生のままでは渋みがあります。市場でみるバナナはほとんどが輸入品で一年中出回っています。主な輸入国は、フィリピン、エクアドルそして台湾です。
野生種のバナナでは果実に種がたくさん詰まっているものがありますが、栽培種では種はありません。紀元前5000年以前に、マライ半島の住民はバナナを栽培していたのですがそこでは品種改良によりできた種なしのバナナもありました。果実に種ができないので、バナナは繁殖のために吸芽と呼ばれる新芽を根ぎわに作ります。この吸芽を掘りだして植えることでバナナを増やすことができます。
バナナには高い抗酸化力があります。これはバナナは果物の中でもポリフェノールを多く含んでいるためのようです。高い抗酸化力があるので体内での活性酸素による酸化を防ぎ動脈硬化や老化の予防が期待できます。また、免疫力を高める生理機能のある成分が含まれています。この成分は白血球の一つであるマクロファージを増やしたり、その活性を高めることで免疫効果を増幅します。

2 バナナの栄養
バナナの主な成分は以下のとおりです。
・ 糖質
・ 食物繊維
・ ビタミンC
・ ビタミンB群
・ ミネラル
便通に良い果物として知られるバナナは食物繊維が豊富です。腸をきれいにするので大腸ガン予防に役立ちます。
主成分は糖質で脂質をほとんど含まない(0.1%)低カロリー食品です。消化吸収の早いブドウ糖や果糖、ショ糖と消化吸収に時間がかかるデンプンを含有しています。そのため長時間エネルギーが保たれます。
カリウム、マグネシウムを多く含有しています。血圧低下作用やイライラの解消に役立ちます。
3 マニラ麻
バナナの葉は包装用に使用されたり、ひも、皿、編んでかごにしお供え用の入れ物、両端をしっかりとめて調理用鍋などいろいろな用途に使用されます。マニラ麻はバショウ科の大形多年草でフィリピン原産のバナナの近縁種アバカの葉鞘の繊維から作られます。アバカはバナナに似た花や実をつけますが実には多数の黒い種子が詰まっています。マニラ麻には耐水性がありかつて船舶用マニラ・ロープに使われていました。
繊維が長いマニラ麻は麻布や和紙の原料として使用されています。日本の紙幣の原料にもマニラ麻が含まれています。
次回はギンナンです...。
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