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 小説の評価:R(読みやすさ),C(性格描写),I:(アイデア),L(文学性)

2000年12月29日 日曜日

 仕事納め。掃除掃除掃除掃除。

 高校のクラブのOB会の忘年会に行く。うまく合流できなくて渋谷をうろうろして,ふと気付くとCDを二枚買っていた。不思議だ。
 飲み会の方はあまり知ってるメンバーがいない上,歳が離れてるからどうかと思ったんだけど,楽しうございました。

 ゲディ・リーの初のソロアルバム『マイ・フェイヴァリット・ヘッドエイク』は,一回聴いただけではラッシュとどこが違うのかよーわからんなーというところで,もうちょっと聴きこんでみないとなんともいえない部分もある。ゲディ・リーが歌うと演歌だってラッシュになっちまいそうな気もするが。
 もう1枚はサンタナのベストだったりして。ぶらっまじっうまん〜。「哀愁のヨーロッパ」て昔聴いたときは感動したんだけどなあ……。

 明日はコミケに出撃予定。


2000年12月27日 水曜日

 いやいや,心中お察し申し上げます(<言葉の用法はあってますか)。to風野さん

 それとは別の話として,あの企画自体,1990年以降デビューの作家・クリエイター縛りという条件で100人てのはいささか無理があるんじゃないかという気がしてならないのであった。
 下衆の勘繰りといわれるかもしれないが……。それぞれの項目のコメントに関してはとりあえずこっちにおいといて,全体を見渡してみたとき,キモチワルイほど政治的な記事になっている。アレもSF,コレもSFて言ってればお幸せなのか? その昔SFの人だった作家を取り上げるなんてのは(ああいう人でなければ)穏当なほうで。
 どうしてそんなにSFの仲間に入れたいんだか。
 そういう意図じゃない? まあ,そうなんでしょう。たぶん。
 んなことより小説の方を読まないとね。

 21世紀までの残りの日々に何を読もうか,そうだクラークだ! てわけでもないんだけど,とてもとても評判がいい『過ぎ去りし日々の光』を買ってみた。
 ルーズな文字組も話題になってるけど,河出文庫のマルグリット・デュラスのアレなんかと比べるとぐぐぐっとタイトなのであって,まだ現物を見てない人は安心して下さい。ん,何を言ってるんだ俺は。
 ところで,どうしてバクスターの名前はこんなに小さくなっちゃってるんだろう。
 『2001』も買ったけど,ジャケットのポケットに入らないから,これはやっぱり正月用か。


2000年12月26日 火曜日

 そう! そうです! 
 「貸金庫」の冒頭三行は最高でしょう? 昨日は寝ぼけてたので書くのを忘れた。

 オイコラ,某図書館の某! 七月納品分の伝票を無くしたとか言ってんじゃねーゾ,とか。そりゃまあ,しょうがねえから再発行するけどよ。バカはこれだから……。
 とかいってると,ウチが他所の本屋から買った本の伝票が消えちまったという本社からの知らせ。すすすすいません,再発行して戴けませんかしら……。
 こうして年の瀬のひとときが過ぎていくのであった。

 見逃してた「ミカヅキ」見る。忘年会向きのお笑いネタとしてはタイムリーでありましょう。いや,もう,因縁付けるために見るようなもんだから。
 わけのわかんない女子のじゃなく,社長の制服姿をもっとたっぷりみせなきゃダメダメでしょー。と,とりあえず書いておこう。

 SFマガジンの「21世紀SFのキイパースン」に梅原克文の名前を見つけてびっくりしてしまった。怖いことするなあ。「書簡」を誘ってるのだろうかとか勘繰ってしまうんだが……。

 グインサーガへの手紙
 この栗本薫のメールはあんまりだよなー。

 bk1「2000年下半期bk1SFサイト売り上げベスト75」。野尻抱介『ピニェルの振り子』が瀬名秀明とS・キングに挟まれて2位ってのはやっぱり他の本屋ではなかなか見られない順位でありましょう。他は,細かいところでは目を引くのもあるけど,まあ,案外大人しい。


2000年12月25日 月曜日

 グレッグ・イーガン『祈りの海』(山岸真編訳・ハヤカワ文庫SF1337)。R:★★★★ C:★★★★ I:★★★★★ L:★★★★
 もし,信仰とか思想的信条といったものが,脳のある部位とある化学物質の結びつきによるものだとしたら,その信念は,まさに自分のものだ,といえるだろうか。もちろん,それでもわたしの内面はわたしのものだ,と言い張ることは可能ではあるし,多分事実でもある。しかし,それで満足できる人というのは,生まれ付き文学や哲学を必要としない人たちだ。多くの人は(といえるほど多くはないような気が最近してるんだけどさ),そうではない。
 もし,ある発明によって,自分と同じに作られた精密なコピーが実現したとして,そのコピーとは自分にとって何なのか。この問いは即座に自分とは何か,という,より抽象的な問いに結びつくだろう。
 可能性の問題として,そうした技術が実現することは,ありえる。それならば,その時,そんな問いは解消されるのだろうかといえば,そんなことはないはずで,というのは,現実と折り合いを付けるための,とりあえずの基準なり回答なりを用意して,コピーやら化学物質やらとそこそこうまくやっていくことしかできないだろうと思えるからだ。それはやはり一種の方便にすぎないのだから,時には,誠実かつ厳密に考える文学なりなんなりが必ず必要になる。だから,イーガンが好んで取り上げるこうしたテーマ群は,およそ永遠のものだと言っていい。
 いまのところ,SF以外の手法で,それをまともに取り扱うことなどできそうにない。ホラーとか幻想小説の領域でも同じテーマを扱うことはできるには違いないが,厳密さを貫こうとすればやはりSFにたどり着かざるをえないはずだ。イーガンというのはまさにそういう作家で,彼が現代のSFにとってこの上もなく貴重な作家だといえるのは,思考の妥協のない厳密さ,誠実さによる。
 思考がある臨界を突破して暴走してしまう『宇宙消失』や『順列都市』の方を,わたしはより深く(ちょっと苦笑いしながら)愛するが,短編の簡潔さも,やはり捨てがたく,ときには長編以上の驚きを感じさせてもくれる。
 というような話はともかく,「祈りの海」のラストは,いいよねえ。そこまで積み上げられてきた思考やアイデアが重層的に絡み合って,じぃんと染みてくるのよね。ちょっと感傷的すぎるかな? でも許す。全面的に許す。
 イーガンがあればしばらく何もいらないや,って気分。

 SFマガジンを買う。特大号だということを忘れて本屋に行って,泣きを見た。イテテ。


2000年12月23日 土曜日

 一編読んでは本を閉じて,アーとかウーとか唸ってみたりして。『祈りの海』はそんな感じで,じわじわ読み中。


2000年12月22日 金曜日

 やっと読み終わったぞ,アン・マキャフリイ『竜の探索 パーンの竜騎士2』(小尾芙佐訳・早川文庫SF486)R:★★★★ C:★★★★ I:★★ L:★★★。おー,なんだか力強い星取りになってしまった。
 この巻では,1巻で一応メドのついた糸胞との戦いは物語の背景に退いていて,400年ぶりの糸胞時代を迎えたパーンの人々のさまざまなエピソードに力点が置かれている。
 読み切るのに10日もかかっちゃったし,いろいろ愚痴もいってるけど,実際のところ,わたしはこれに関して嫌いなところはほとんど無いのだ。それどころか,クライマックスの竜騎士フ−ノルと褐竜カンスの飛翔シーンには熱いものが込み上げてきて,あやうく「感動」してしまうところだった。危ない危ない。あ,いや,キララの扱いには大いに文句があるが。
 いや,もうすこし素直になろう。たとえば,この期に及んで急に大巌洞や城砦の奥から次から次へと古代人の遺産が発見されるのなんてちょっと御都合主義臭いバカヅキモードだし,工舎が西洋文明特有の技術を発明したり再発見していくというのも,日本人の目からみればアングロサクソンの傲慢というべきはあるまいか。たぶん,パーンではもっと異質な西洋でも東洋でもない文化や価値観が育つはずだ。こいういう世界なのに,信仰に類するものが一切ない(ようにみうけられる)というのも,やっぱりおかしいと思う。竜騎士はフリーセックス,て書いてあるけど踏み込みが甘かったりして,それがどーかしましたか,なのだったりもする。
 お。なんだかとまらなくなってきたぞ。よしこうなったらどんどん愚痴ってやる。つまり,そうであってもなお,わたしはパーンの竜騎士を嫌いになれなくなっちまったってことなのだ。
 美しく勇気ある人々,けなげな女,優しい竜,物分かりのいい子供,愛しあう男と女! 悪人は美しい人々を傷つけるがゆえに悪人なのであり,傷を負い,苦悩するのは弱く善良な人たちだけなのであり,だからこそ癒されるべきであり救われるべきであり,強き人々は強さゆえに守らねばならぬ,そうした「物語」特有の調子のいい欺瞞が,『竜の戦士』と『竜の探索』の全編を彩っている。そんなバカなといいたくなる。
 だのに,なんなんだ,この心地よさは。ああ,これはたぶん,橋田壽賀子ドラマのドライブ感に似ている。やたらと登場人物が多くて,それぞれの人物がおのおの小ドラマを演じている。おおまかなストーリー(というより,たんなる時間の経過といったほうがいい)の周囲を小ドラマで肉付けしていく,あの手法だ。ああ,そういえばセリフも橋田壽賀子なみに回りくどくて時代がかってる。しまった,困った。わたしは橋田ドラマが嫌いなはずなのについ見てしまう習性があるのだ。ぴったし嵌まってるじゃないか。そうか,そうだったのか。ファンタジー版渡鬼か。

 ふと,ブックカバーを外し,表紙を見る。なぬ? これが糸胞なの? このシラス干しの塊みたいな物体が? 食えるよ,これ。

 青木みやさんの日記から絶望書店の日記へ。SFファンとしてはその一コ手前の「タイムトラベルとは意識の変容のことであります」に反応しておきたい。
 ま,たしかにねー。古本屋は容赦なく本を捨てますねー。市場でも「えーそれ捨てちゃうのーもったいないよー」「じゃアンタ札入れろや」なんつー会話は日常的に交わされてますな。
 古本屋が本を知らないってのはそうかもしれないけど,図書館や研究機関てのもそうとう酷かったりするんじゃないかなーなんて思ったりする。てゆうか本の買い方をしらないのかな。あんな無駄な買い方して予算がないなんぞと寝言言ってんじゃねー,とか。本屋は商売だから黙ってるけどね,もう1手間か2手間で3割は余計に本が買えまっせ。


2000年12月21日 木曜日

 イーガンの『祈りの海』受け取りに無事成功。一時は危ないとこだった(なにがだ)。とにかく新刊を手にしてこんなにわくわくするのも実に久しぶりのことなのであって,さっさとパーンの2巻を切り上げてこいつにとりかかることにしようっと。

 しかし,パーンの竜騎士に時間がかかりすぎだ。ちっともはかどらない。これは他の本にもちょこまかと手をつけてたりするからでもあるんだけど,ちょっとずつ読んでも一気に読んでも,たいしてかわらねえ気がするからでもある。面白いことは面白いんだが,どうにも刺激がなさすぎるんだ。それがマキャフリイなのかって話もあるにはあるらしいんだけど。ドラゴンに愛を感じない体質だしなー。
 まるでどうでもいい話だけど『竜の探索』て原題はDRAGONQUESTなのね。当たり前か。


2000年12月20日 水曜日

 忘年会に呼ばれたりすることもまったく無く,友達の少なさを実感する季節なのである。

 ふと,ずいぶん前にできた親知らずを,こんなふうに指を突っ込んで触ってみたんですよ。そしたら,ボロボロに欠けててめちゃくちゃ痛いじゃないの。あー,これは虫歯だまずいなーと思いつつ,さわらなければ何ともないので忘れることにしました。

 サッカーの日韓戦は,いつもの日韓戦のようにストレスが溜まる試合だったが,「ドーシテとるしえハかずツカワナイノー」と憤慨するラモスが愉快で,中継自体は面白かった。

 鹿島みやげに,BEBETO 8と刻印されたキーホルダーをもらった。定価500円のものを200円で売ってたそうだ。200円でも売れねえだろなー。つーか売るな。

 bk1に頼んでたイーガン『祈りの海』はまだ受け取れず。ヤマトに電話をかけるのもなんだか億劫で,不在連絡票を受け取ってからでも別にいいか。


2000年12月19日 火曜日

 閉店間際に母から電話。こんなことはまず滅多に無いことだから,どおせろくでもねえ話なんだろな,と思ったわけなんだが,案の定,祖母の訃報であった。
 やはり,いきなり北海道へ行く,というのは無理,だなあ。着るものも無いし,だいいち,靴がない。無理しても葬式には行きたい気持ちはあるんだけど,ごめんな,ばあちゃん。できるだけ早く墓参りに行くからな。

 発作的にICQを導入した。でも,使わないような気がするなあ。
 起動した瞬間に立て続けに2件エロサイトの紹介メッセージが来て心底イヤになる。こういうのはなんですか,ランダムなナンバーに無差別に送ったりしてるんでしょうか。ICQの仕組みがまったくわかってないわたしなのです。
 ナンバーはしばらくの間ここだけに晒しておくことにしよう。101874229ね。しばらくしたら消すかも。気が向いたらなんかメッセージでもよろしく。
 それはそれとして,ICQ関係のページって,どうしてどこに行ってもむやみに重いんだろなー。


2000年12月18日 月曜日

 いきなりのNotfoundに,そこらじゅうで慌てふためく人が続出したAMEQ LANDだったが,1度聞いたら忘れようの無いURLで無事復活したとのこと。わたしもほっとしました。これが無いとほんとに困っちゃう。

 例によって起きたときには外は真っ暗。それも電話で目が覚めたってんだから。
 その電話ってのは,NTTのISDN乗り換えのキャンペーン中ですけどどーですか,って話で,聞けば確かに安いんだけど,NTT製のTAがうちのマックに対応するかどうかが問題だろうなあ。その辺だいじょぶなんだろうか。来週また電話がくるらしい。さて,ねえ。

 で,TAていくらくらいするもんなんだろーと,新宿に出掛けてみたが,けっこうしんどい値段だなあ。こりゃNTTのほうが安い。
 返す刀で新宿古書センターに寄り,てきとーに買い物して,帰ってきたらこないだオークションで落札した本が届いていた。


2000年12月17日 日曜日

 タイムレンジャーに合わせて起床。普通に盛り上がっている。
 クウガはいつも通り。日常シーンのムズがゆさは他では味わえない絶妙な味わい。しかしわたしのココロは寒い。
 どれみでなごんで,寝直す。

 ひたすら眠い一日。
 じっくり本を読む予定だったんだけど,読み終わったのは『肉の宴〔「ガミアニ」超訳版〕』(山口椿超訳・河出文庫)一冊ぽっきりだったりしてしまうのは,どうしたことか。まあ,性奴ですから。しかし,これは,なんだかむやみに面白かった。


2000年12月16日 土曜日

 帰宅した途端にくたばる。



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