電源パターン(前編)

 

 電源パターン(以下「電パ」と略します)とは、本来ランダムであるはずのもの(面順とか、アイテムの引きとか、クイズの答えの番号とか)を電源を切ってからの操作を毎回一定にすることにより、無理やり固定してしまおうというものをいいます。

 

 それで、今回は電パの見つけ方とその効果的な使い方のお話。

 ちなみに「電パ(でんぱ)」というのはスコアラーの間では普通に使われる単語(略語)なので、知らなかったという人は憶えておいて損はないでしょう。

 

注意

 電源をリセットするというのはゲーム基板にとって負荷のかかる行為です。

 なるべくお店の許可を得てから実行してください。

 また、電源を切った後再び電源を入れる時はなるべく間隔をあけてください。(目安として10秒以上)

 各自の責任において電パを利用してください。

 電源ON・OFFによって基板や筐体などが故障した場合は自分で補償する、というくらいの覚悟を持ちましょう。

 俺(げえむのごんちゃん)は、ここに書いてあることを実際に行った時に起こりうる不具合に対して一切の責任を負わないこととします。

 

 

 まず下準備として、スタートボタンにシンクロ連射をつけます。(できれば交互シンクロ連射を用意しましょう)

 (スタートボタンを押しっぱなしにしながら金を入れた時、ゲームが始まるものは連射は不要です)

 あとはコタツスイッチがあれば楽に電源が切れるので便利です。

 (俺達は「コタチスイッチ」だとか略して「コタツ」だとか言ってるけど、他の人はどうなんだろう?

  電気屋などでは「てもとスイッチ」、「まごの手スイッチ」という名称で売っています)

 

 次に、電源を投入してから1フレームの狂いもなく毎回同ようにスタートできる(=スタートボタンを押せる)タイミングを見つけます。

 実はこれが一番難しいです。

 アーケードゲームはプレイするのにお金が必要ですが、お金を1フレームの狂いなく正確に投入するのは現実的に不可能だからです。

 そこでどうするかというと、お金を入れたらクレジットは入るがすぐには「PUSH START」の表示画面にならない(お金を入れてもすぐにはゲームが始められない)というタイミングを探します。

 クレジットを入れたら「PUSH START」が表示される前にスタート連射を押しっぱなしにします。

 これで毎回同じタイミング(正確には1フレームほどのずれが出るので2通りのタイミング)でスタートできます。

 シンクロ連射をスタートボタンに付けるのはこういう理由からです。

 よく使われる手が、電源投入後の「WARNING」表示中にお金を入れておいて「WARNING」が消える前にスタート連射を押しっぱなし、という手です。

 カプコンのゲームは大抵これでうまくいきます。

 しかし、うまくいかないゲームも存在します。

 「WARNING」中にお金をいれてもクレジットが入らないゲームや、「WARNING」中でもお金を入れるとすぐにタイトル画面になるゲーム、「WARNING]中にお金を入れてスタートボタンを押すとすぐに始まってしまうゲーム、「WARNING」表示そのものがないゲームなどがそうです。

 そういったゲームの場合は他のお金をいれてもすぐにはスタートできないタイミングをがんばって探します(例えばタイトル画面からデモ画面に切り替わる瞬間など)。

 どうしてもそのタイミングが見つからない時は仕方がないのでスタート連射を押しながら、なるべく同じタイミングでお金を投入してください。

 うまくいくことがあります(当然駄目な時もあります)。

 

 その後は、ランダムが発生する部分までなるべく同じように(なるべく1フレームの狂いもなく)操作します。

 難しそうに聞こえるかもしれませんが、これは実は簡単です。

 例えば格闘ゲームで敵キャラの1人目を固定させたい場合、ランダムが発生する部分というのはラウンド開始直前に相手キャラが表示されるところです。

 相手キャラが表示されるまでのこちらの操作といえば、自キャラを選択する、モードを選択する、操作説明を見るとかいったところでしょうか。

 自キャラ・モードの選択はレバーでカーソルを動かし、ボタンで決定という流れになります。

 毎回1フレームも狂わさずにカーソルを動かすのは不可能なので、カーソルは適当に動かしましょう。

 (俺の経験上、カーソルを動かすタイミングで電パが崩れるゲームはありません

 カーソルを合わせたキャラ(モード)に決定する時は、ボタンを押すとタイミングが安定しないので時間切れまで待ちます。

 これで毎回安定して1フレームの狂いもなくキャラ(モード)が選択できます。

 操作説明も同様で、説明が終わるまでなにもせずに待てば問題ありません。

 

 上のことを実行したら、あとはいよいよランダムになっている部分がどうなっているかを確認します。

 何回か試してみて、ランダムの部分が2通り、または1通りになっていると大成功です。

 そのゲームには電パがあることになります。

 おめでとうございます。

 また5・6通りくらいと少し数は多めだが、一応パターンになるというゲームも若干存在するようです。

 

 上記のことを実行しても毎回違った結果になると言う場合、残念ながらそのゲームには電パはありません。

 こういう場合はすっぱりあきらめましょう。

 

中編に続く

 

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