10月3日(木)晴れ 倉敷市玉島《MAクラフト》
僕の無理な注文にいつも応えてくれるのが『ちー坊&きよっさん』だ。
今回も四国へ行くのにライブの本数が足りないので急遽お願いしたらこの『MAクラフト』でのライブを設定してくれた。
ほんとにありがたいことだ。
MAクラフトはショッピングセンターの中のレディース&メンズファッションの店。
その店頭でライブをするのだ。店の前がちょうど三角形になっていて、ちょっとした閉鎖空間になる。
オーナーのハルさんは以前にここでやって以来僕の熱烈なファンになってくれた。
でもライブの始まりがショッピングセンターが終わってからなので9時を回ってしまうのが難点なのだが
僕の突然の依頼にもかかわらずお客さんはそこそこ集まってくれた。
ライブが始まったのが9時半。終わったら11時をまわっていた。
ちー坊&きよっさん達もあわただしく片づけをする。明日きよっさんは早くから仕事らしい。
サンキュ。ほんとにありがとう。
10月4日(金)快晴
ホテルを出て四国に渡るのにどのルートがいいか考えたが、やはりしまなみ海道を通る方がいいかとそちらに向かった。
地図で見ると瀬戸大橋を渡るよりも距離的にはずいぶん近いだろう。
今日は休みなのでしまなみ海道をゆっくり走り、地道に降りる。まだしまなみ海道は橋だけ完成して島の中の道は地道だ。
それにも関わらず通行料金は5500円くらいかかってしまう。このデフレ時代に高すぎる。
最後の大島という島から来島海峡大橋を渡ろうとしたら、国道沿いにフェリーの看板が出ていて片道1300円と書いてある。
そちらに行ってみたらうまい具合に道の駅があり、港ももちろんある。ここで釣ろうとひらめいた。
それに来島海峡大橋を渡るだけで2000円くらいするのだから急ぐ旅でもなし明日フェリーで渡ればいいとここで釣り&宿泊に決めた。
さらにうまい具合に釣り道具屋まである。何が釣れるか聞いたらアジとかカワハギらしい。
小物でもいいと決めて竿を出した。夕方からはアジが釣れ始めまあまあの釣果になった。
地元の人に聞いてみたらこの港にはスズキやハマチがまわってくることもあるという。
10月5日(土)晴れ 今治市《カフェ・オールド》NEW
この日は朝から釣り三昧。昨日地元の人に聞いていたのでアジを釣って生きたアジをそのまま鼻に掛けていわゆる泳がせ釣りをすることにした。
ところがいきなりバシッという音がしたと思ったらアジを掛けていた竿の仕掛けがそのまま浮きごと無くなっている。
なんだろうともう一度同じ仕掛けを作って流していたら今度は浮きから下のハリス部分が無くなっていた。
そのときアジを釣り上げようとしていたサビキの仕掛けを追ってきたのは60cmは越えるハマチだった。驚いたのなんのって、
港の中なのでそれがくっきりと見えた。「僕の持ってる仕掛けではこれはとうてい釣り上げられないだろう」とあきらめるしか無かった。
しかしさすが来島海峡。無念の納竿であった。
3時頃まで釣りをして直ぐ側のフェリーで今治市に渡ることにした。土曜日だったのでフェリー代がさらに安く1200円。
時間は30分。これならわざわざ高い通行料金を払って橋を渡る必要などない。
車のレーンに入ってフェリーを待つ。すぐにフェリーは来た。ところがいざフェリーに乗り込もうとしたとき愛車のエンジンがかからない。
何度もキーを回してやっとかかった。焦った。前の車はもう動き出していたのだから。
僕の愛車レガシーステーションワゴンの走行距離はやがて16万キロに達しようとしている。不安が頭をよぎった。
素晴らしい眺めの来島海峡大橋。流れの速い海峡だ。しかしフェリーの中で車のエンジンをかけっぱなしにしている訳にもいかず、
今治港に着いてエンジンがかかるかどうかで頭はいっぱいだったが、このときは一発でかかってくれた。
まずは一安心。でももしかしてこの車も先が長くないなという気がした。
フェリー乗り場には『ジュエル彩』の長野さんが迎えに来てくれていた。
彼は今日の『カフェオールド』のライブの仕掛け人とでもいうか、去年も協力してくれた人だ。
去年やったときの場所からカフェオールドは移転して今年は新しい店になっている。
駐車場もあり今治ではライブが出来る数少ないお店なのだ。
オーナーは清水さんと言って歯科技工士をやりながら好きなジャズが聴けるこのお店をオープンした。
アメリカの民家のような木造のお洒落な店になっていた。
お客は前回より少なかったが音も良くやりやすかった。結構年輩の方が多かったがそれはそれで楽しんでやれた。
終わった後長野さんと今治の歓楽街に繰り出し、ラーメンを食べてホテルに帰った。
10月6日(日)雨 松山市《シェル》NEW
朝、今治では有名な食堂ああ名前忘れた。で朝飯を食べて今治港で釣りをしたが小鯛しか釣れず納竿。
2時にぶりきのがちょう前で懐かしい三宅君や菅君、畑君らみんなと落ち合った。みんな元気そうだった。
2月に来たときに菅君に頼んでおいた例の物も出来上がっていた。
そのころから降り出した雨の中をわいわいと松山に向かった。
『シェル』は松山市のどこに位置するのか皆目わからない。というのは今治に僕の車を置いて三宅君の車で来たのだ。
途中、奥道後温泉などを通ったのは憶えているのだが。
フォーク大好きの横山さんの経営する店だった。30人くらいは入れそうな店で、中二階がありおもしろい。
そこで菅君が僕のギターに例の物を取り付けてくれた。ギターが変わったように変身してしまった。
みなさん僕のライブの時その例の物は見ることが出来ます。お楽しみに。
ところでシェルでやることになった経緯はこの店で畑君が時々やっているらしい。
松山でどこかやれる場所を探していた僕に畑君がこの店をどうかと声を掛けてくれた。
僕はてっきり畑君も出演するのかと思ったら、今日は三宅君と僕の二人だった。
三宅君はほんとにギターがうまい。横浜ホンキートンクブルースなどは絶品である。
そんなこんなで蓋を開けてみたらお客はほとんど今治の人ばかりだったらしい。
でも楽しいライブだった。今治の人はどちらかというと大阪乗りの人が多く、やっていても楽しい。
終わった後横山さんが、またぜひ家でやってくださいよと言ってくれたので松山にまた新しい拠点が出来たようだ。
帰り際に誰が言い出したか今治に帰ってみんなでカラオケに行こうと言う話になってしまった。
この、盛り上がりのまま、今治へ。1時間ほどかかるのだがみんな元気であった。
その前にみんなでラーメンを食いに行ったが今治名物の豚卵飯をいただいた。これが以外にいける。
大きなカラオケ店に行った。カラオケなんて何年ぶりだろう。でもそこでも目一杯唄ったのはいうまでもない。
三宅君の家にたどり着いたのは3時頃だったろうか。
10月7日(月)曇り 広島市《クレメンタイン》
実は今治に僕の車を置いたときにうっかりキーを差し込んだままロックしてしまった。
最近よくあることで一年に一回はありそうだ。しっかりしなくては。
とにかく車の調子も前述のように良くなかったので三宅君の知り合いの車屋にロックを空けてもらうのと修理を頼んでおいた。
修理屋から三宅君に電話が入り、どうも重傷のようなニュアンスだ。
今日は広島まで移動しなくてはいけない。直るのだろうかと不安になったが、まあなんとかなるだろうと三宅君と市内に向かった。
修理工場に着くと愛車はボンネットを開けられて修理の真っ最中だった。「もしかしたらシェルがいかれてるかも」という返事。
仕方ない直るまで待とう。三宅君と近所のジャズ喫茶へ。
そこに置いてあったエピホンのピックギターは昭和30年代に和田ひろしさんが使っていた物らしい。
そこもなかなかいい店だった。
修理工場に戻ると以外にシェルモーターをはずして分解してみたら直ったこのこと。助かった。でも気は抜けないらしい。
今度こんな事になったらもしかして一巻の終わりになるかもしれない。
広島に向かう時間に余裕で間に合った。三宅君に別れを告げ、またまた30分のフェリーでお別れだ。
ほんとお世話になりました。
しまなみ海道を通って2号線で広島市へ。ゆっくり行ったので5時過ぎに広島に着いた。
今日はSHINちゃん達とお好み焼きを食べる約束になっていた。
いつもの28ホテルにチェックインしてクレメンタインへ向かう。車で5分もかからない。
しかしみんな仕事の都合がつかず遅れているみたいなので先にリハを済ました。
ちょうどそのころみんなといっても4人。がやってきて近所のお好み焼き屋へ。
僕は今まで広島のお好み焼きをうまいと思ったことがない。
今日はうまいだろうとあのソバを乗せたヘビーなやつを注文した。
SHINちゃんはその上にねぎを乗せてくださいという。僕も同じようにしてもらったがこれがなかかないける。
やはりご当地の食べ方があるのだ。
普段ライブ前には腹一杯食べない僕が腹一杯になってしまった。
しかしそれはそれでリラックスしたいいライブになった。
正直村の藤本さんも来てくれた。
この店は基本的にはカントリーの店である。しかし僕のようなブルース系の親父も出ている。
カントリー好きな人が、ドブロはいいねえと話しかけてきたりギターの話で盛り上がった。
すっかりクレメンタインにも広島の夜にも僕は馴染んでしまった。