2003東北桜前線ツアー

4月7日(月)晴れ
最高にいい天気の中を万博公園の満開の桜に見送られて大阪を出発した。
大津で名神を降りて湖西周りで琵琶湖の綺麗な景色を見ながら8号線に合流。
富山を経て親不知子不知を越え、能生という小さな港町まで。
明日朝から釣りをしようという魂胆だ。
4月8日(火)曇り後雨 新潟市《WOODY》
能生の港は前回来たときはサヨリが入れ食いだったが今回はまったくだめだった。
釣れても親を呼んできてと言いたくなるような小物ばかり。
この時期の北の海はむつかしい。雨もぱらついてきたのでやむなく納竿、みんな海に帰してやって新潟市に向かった。
『WOODY』は古町という書いて字のごとしの白山神社の門前町にある。
もう何回目だろう。とにかく東北の入り口のライブスポットとしていつもやっている。
今回は一番最初にここでやった時のメンバー『シティブレンド』がオープニングアクトを勤めてくれた。
最近は『豆っこ兄弟』がいつも一緒だったが彼らの都合がつかず残念だった。
ツアーの初日。雨の新潟の夜。少ないお客。少し寂しい気もした。

『WOODY』を後にして今日のねぐらは豊栄(とよさかと読む。ずっとほうえいと読むと思っていた。)の道の駅。
ところがこの夜は強風波浪注意報が出ていたらしく、僕のあのデリカがひっくり返るのではないかと思うくらいの強風で
とても眠れるものでは無かった。うとうととしたかと思うとドーンと風があたり、車がゆらゆら揺れる。
こんな事は初めてだった。4時頃までは眠れなかった。
4月9日(水)雨&強風 新発田市《NIGHT BRIDGE》
朝、寝不足の目を開けてみるとまだ強風はおさまっていない。とてもじゃないが釣りなどは無理だと思った。
そうだ、この辺なら良い温泉があるに違いないと道の駅のインフォメーションセンターで聞くと丁寧に教えてくれた。
15分も走れば『ザブーン』と言う(どこかで聞いたような名前だ)温泉施設があるという。そこに行くことに決めた。
7号線で道の駅から二つ目のインターで降りると、ザブーンはあった。入浴料は700円。少し高いが入った。
塩分がかなり高いらしく、かなりしょっぱかった。でもこの手の温泉施設はいたるところにあり、旅人には便利だ。
ゆっくりと時間を過ごし、新発田に向かった。

新発田は小さな町ででかいビルなどは無く、背後には新潟の雪をかぶった山々が見えるのどかな町だ。
『ナイツブリッジ』でやるのはこれで3回目。マスターの楠見君は和歌山出身でなぜか気が合う。
大学で新発田に来てそのまま居座ってしまったそうだ。
僕を聞きたいというお客も徐々に増えて、今回も前回来てくれたと思うが見覚えのあるお客が何人かいた。
ライブは新発田時間で始まった。今回は僕一人。気楽にのんびりと良いライブになった。
すると目の前の女性陣がハンカチを押さえている。思いっきり唄が届いたようだ。
終わってから話をすると前回来たときにとても気に入って、今度はお母さんも連れてきたのだという。
そのお母さんがハンカチを押さえていたのだ。その娘はなんと結婚3日目でホヤホヤの新婚さんだった。
こんな時は一曲プレゼントせずにはいられない。出会いを唄う。ほんとに喜んでくれた。
遅れて来た女性もなんか感激してくれて、心強い応援団がまた出来たと思いうれしかった。
後ろ髪をひかれつつ新発田を後にするとき、その娘は片づけまで手伝ってくれた。

4月10日(木)晴れ
昨夜のライブの後、その新婚さんに、おいしい弁当屋があると聞き、
7号線をはずれて海岸沿いの道を行ったが見つけることは出来なかった。
ああ残念。なんでも唐揚げ弁当が絶品らしく、またまた後ろ髪をひかれる思いだった。
きっと曲がるところが遅すぎたのだろうと思った。
7号線の村上市あたりから眺めた新潟の山々。まだ雪でいっぱいだ。
しかし海岸沿いの道は気持ちが良く、観光名所の笹川崩れなどいい風景の道だった。今度からこの道を走ろうと思った。
山形県に入りそしていつもの釣り場『鼠ヶ関』に着いたが、昨日の強風波浪注意報のおかげで海は濁って釣りにならなかった。
仕方なしにもう少し走り、由良港に行ってみるとここはましで、メバルでも釣ろうと竿を出したがアタリは無く、穴釣りに変更。
やっとアイナメがくっついて来た。しかしどれもお母さんを紹介してと言いたくなるものばかり。
やっと一匹キープして鶴岡に向かった。
『大松庵』は由良の港から7号線を10分くらい。なつかしいでもしょっちゅう会っているような漆山夫妻の経営する蕎麦屋だ。
奥さんのひとみさんが大阪出身なので余計にそんな気がする。
着いてから「下見&リハに行きましょう」と漆山さんに誘われて明日の会場、欅ホールへ。
去年秋に来たときにこのホールに連れて行ってもらい感激したのを憶えている。
欅ホールとは巨大な蔵のことでこんな大きな蔵ははじめてだった。元々は醤油蔵だったらしい。
その蔵で念願のライブが出来る。うれしかった。
そして去年ずっこけてしまったあのゴスペルグループとのリハも今年こそは失敗しないでやろうと入れ込んでいた。
PAの事も心配だったが案の定、出力に不安を覚えてしまった。みんな素人なのでどれくらいの音量が必要なのか分からない。
なんせこの欅ホールは150人はゆうに入れる大きさなのだ。
天井も高く、お客がいっぱい入れば用意してくれた機材ではいっぱいいっぱいだろうと思った。
しかた無しに漆山さんに帰りの道すがら言ってみた。なんとかしてみますと言ってくれた。
漆山家に帰るとさっそくPAの機材の交渉を担当の方にしてくれた。しかし今日の明日なのでどうかるかはわからなかった。
4月11日(金)晴れ 鶴岡市《欅ホール》
翌日、漆山さんは早くから機材の手配に出かけていた。
どうなったんだろうと心配していたが、帰ってきたので聞くと追加のスピーカーを用意してくれることになり出力は倍になった。これで一安心。
それならと早速午前中は由良港で釣りとあいなった。ほんまに好きねえ。
この日は風もなく絶好の釣り日より。メバルでも釣れないかと竿をだす。念のために穴釣りもと1mくらいの穴釣り用の竿を置き竿にする。
メバルはまったくアタリもなく、置き竿のところに戻ってみると竿が思いっきりしなっている。
慌てて竿を持つと最初は根がかりだと思ったがどうも違う。ぐいぐい引かれる。やっとの思いで釣り上げたのはなんと大きなカレイだった。
穴釣りでカレイを釣ったのははじめてだ。味を占めて同じ穴に投入したらまたいいアタリ。今度は良い型のアイナメだった。
由良港にて28cmのカレイ。撮影は漆山さん。
いい穴は何匹も釣れることがある。これで今までのうっぷんは晴れた。
しばらくすると漆山さんから電話があり、昼飯を食べに行こうと言う。
こちらもカレイとアイナメで十分だったので行くことにした。
連れて行ってもらったのは昔、横綱柏戸というあの大鵬と共に一世を風靡した相撲取りがいたが、そのお兄さんがやっている寿司屋だった。
地魚のお寿司をたらふくごちそうになった。
漆山家に帰り、しばしの休憩。そして今回のツアーのメインイベント欅ホールに向かった。

会場に入ると照明も準備されステージには雪釣りをイメージした飾りが取り付けられ、雪国を十分に感じさせてくれていい感じだ。
前日にリハをしたがやはり不安なのでもう一度リハをする。出力が倍になっているので音は昨日よりはるかに余裕があった。
漆山さんも「良いコンサートをするためにはやはり機材もいいのを用意しなくては」と言ってくれた。
出る音で素人目にも解ってくれたみたいだ。
さあ、本番。お客もいっぱい来てくれた。後で聞いた話だが90人くらい入ってくれたらしい。これは僕のコンサートの新記録だ。
漆山さんの挨拶に始まり、このホールの持ち主の鎌田さんがこのホールの由来を説明してくれ、地元の有志達のフォークバンド。
そしてゴスペルグループと続き、僕が入って聖者が町にやって来るを熱唱。今回は旨くいった。
そして僕のライブへと続く。途中あの斉藤支部長も自慢のギターテクニックを披露。
やはり人が沢山入ると気分も違う。冴え渡るあの国道152号線物語。
会場はしーんと静まる。最後にみんなでユーアーマイサンシャインを大合唱。しばらく拍手が鳴りやまないほどだった。
僕もいいライブだったと思う。
オーナーの鎌田さんも喜んでくれたみたいだ。CDもよく売れた。第1次打ち上げは会場内で出演者スタッフ全員でやった。
照明&飾り付けを担当してくれたのは『月山炎の祭り』を主宰している亀井さん達。いい演出にお礼を言った。
そして第2次打ち上げは市内のバーへ。ここでもライブをしたらと漆山さんがチョイスしておいてくれたらしい。
ここでもギターを取り出してハープの山口君と一緒にノリノリになってしまった。
気がつけばもう3時頃。ああ、鶴岡の夜は朦朧と過ぎてゆくのであった。

欅(けやき)ホールの内部と外観。このホールはきっとすぐに有名になるだろう。ほんと素晴らしい蔵だ。

挨拶をする漆山さん。

このホールの由来を説明するオーナーの鎌田さん。実はまだこのホールは完成していない。
まるでガウディのようだと思った。偉大な建築家だ。

コンサートに花を添えてくれた地元のフォークバンド。でもみんないいギター持ってる。そしてゴスペルグループ。
4月12日(土)雨のち曇り
二日酔い重い頭を抱えて目を覚ます。この日も漆山家に滞在させてもらうことになった。
斉藤支部長と一緒に大松庵のおいしい蕎麦をごちそうになり、午後からまたまた由良港に出かけたがしんどくなって帰る。
アイナメ3匹の釣果。斉藤支部長はまだ由良港に残っていた。
夕食はこのアイナメと昨日のカレイがメインディッシュ。みんなおいしいと食べてくれた。
4月13日(日)晴れ 仙台市《ハムジョイント》
朝、この日仙台で娘さんのやよいちゃんのピアノコンテストがあるのでひとみさん、やよいちゃんを乗せて僕の車で一緒に出た。
途中、敬虔なカトリック教徒であるひとみさんにつき合い前にも行ったことのある鶴岡教会へ。
この教会は文化財に指定されるほど由緒ある建物である。敷地内の桜がもう明日には咲くぞといわんばかりに蕾をふくらませていた。
大阪を出たのは7日。大阪は満開であった事を思うと桜前線は今どの辺にあるのだろうか。
桜と鶴岡教会
そしてまだ雪で埋もれた月山道路を通り、山形自動車道に入って1時頃仙台に着いた。
仙台は東北第一の大都会。ちょうど桜は満開であったがなぜかあの日本海側がなつかしかった。
ひとみさん親子を下ろしてやよいちゃんに「コンテストがんばって」と声を掛けて別れた。

ハムジョイントでやるのはもう何回目だろう。
東北に来るたびにやるようになった。いわば定番のライブスポットだ。
昔大阪にいた阿部君も来てくれ、今日お世話になる洋平君も来てくれた。
ライブも終わり打ち上げで盛り上がろうとしていたとき車をまず駐車場から出そうと100円パーキングに行った。
なにげなくドアを開けエンジンをかけようとしたらうんともすんともいわない。
前を見たらランプがつきっぱなしになっていた。仙台ではいつも何かが起こる。鬼門かもしれない。
仕方なしにJAFを呼んだ。みんな待っててくれているだろうにと電話したら、みんなぞろぞろ出てきた。
少し寒い仙台の夜。30分以上もつき合ってくれて心の中で「みんないいやつやなあ」と思った。
洋平君のマンションに着くと女性が一人、更にもう一人。
なんて羨ましいやつだと思ったら一人は彼女の友達で泊まりに来ているだけだった。
4月14日(月)晴れ 仙台市《Stin Doll》new
午後、仙台へ来たら一度は行かなければならないと言う半田屋という飯屋がある。
僕は知らなかったが、ツアーで仙台に来るときみんな楽しみにしているらしい。
この店は仙台市内に数件あり、はんだやとひらがなで書く店もあるそうだ。
とにかくそんなことを聞いたら行かずにはいられない。
早速、洋平君に案内してもらった。
4号線のバイパス沿いだったとおもうが思ったよりずっと小ぎれいな飯やと言うよりファミレスのような店構えだった。
ここの何がすごいかというと、とにかく安くてボリュームがあるのが売りだそうだ。
いつも飯屋に行くと何を食べようと迷ってしまうが安いので大きなサケの塩焼きに、ボリューム満点の天ぷらの盛り合わせ
それに小ご飯(ここの小ご飯は大飯と同じサイズ)みそ汁に漬け物で500円ちょっと。さすがに安い。
洋平君は慣れたもので380円くらい。僕は食べきれなかった。食い意地のはった情けない結果だ。

『サテンドール』は洋平君のチョイスで実現した。繁華街を少しはずれたところにあった。
ジャズの店かと思ったら昔はそうだったらしいが、今はジャンルを問わなくやっているらしい。
さりげなく置いてあるCDに目をやると70年代の懐かしいCDが目に入った。ダニーオキーフやマリアマルダー。
みんな僕の好きな人達ばかりだった。リハの後、マスターの岡崎さんが現れて話をすると僕と同じ昭和27年生まれ。
学年は岡崎さんの方が一つ上だったがこの年になるともう同級生も同じだ。
聞いてきた音楽がよく解った。今日は洋平君のバンドがオープニングアクトをやってくれた。
彼らはウッドベース、パーカッションそして洋平君がギターボーカルといういい編成だったが
少しもったいない気がした。
サテンドールは音も良く、やりやすかった。
それに同じような音楽を聴いてきた世代がお客の中に結構居たのもあって、
グッタイムチャーリーやダークアンドオブザストリートなどもやってしまった。
終わった後、マスターの岡崎さんを交えて懐かしい音楽談義に花が咲いた。
今度来るのが楽しみな店になった。
打ち上げは洋平君の彼女がバイトしている日本酒の店で。旨い地酒に酔いはまわるのであった。
洋平バンド
マスターの岡崎さんと。同い年だった。
4月15日(火)曇り
二日間も洋平君のマンションでお世話になり、お礼を言って午前中に仙台を後にした。
これから三日間の休み。釣り三昧の日々になりそうだ。
とりあえず相馬港まで移動。またまた日中は何にも釣れなかった。
それならと夜釣りを敢行。
去年来たときに地元の人に教えてもらった松川浦のスズキが釣れるポイントで竿を出したとたんウキがすーと海中に消えてゆく。
ここぞとばかり合わせるとぐっと来た。
竿が1号(竿は番号が大きくなるほど堅くなる)なので慎重にやりとりをして魚がようやく上がってきた。
魚影を見たとたん大きなスズキだと思った。タモを出すほどの魚は久しぶりだ。心が躍る。
やっとの思いで取り込みに成功。やったと思って魚を見た60cmは越えているだろう。
しかしよく見るとスズキにしてはなんかシャープさに欠けている。おまけにその魚は声まで出した。
体の力が抜けていくのが解った。その魚はおおきなウグイだった。別名猫またぎという。
猫も食わない魚なのだ。まあ、少しの時間楽しませてくれたのはありがたかったが・・・。
4月16日(水)曇り後晴れ
相馬では釣れないと判断してお馴染みの小名浜に向かうことにした。
途中道の駅に温泉があるのを思い出して朝から温泉に浸かる。いい湯だった。入浴料は500円。これくらいがいい値段だと思った。
福島の桜は散り始めていた。
道の駅ならは
小名浜に着くと行きたいところがある。それは小名浜市場の向かいにある『あさひや食堂』。
時間はちょうど1時頃。2時に終わってしまうこの食堂は市場の出入りの人達の食堂である。
550円の煮魚定食がおすすめでもちろん僕はそれを注文した。
その日の煮魚にネギたっぷりの納豆、魚が片身入ったみそ汁。うまい、これで550円だ。
隣の観光客用のレストランでは1500円になってしまう。
とにかく観光客用の海鮮物はあてにならない。へたしたら築地から仕入れているのもあるからだ。
腹が満たされるといよいよ釣りだ。前回鯖が入れ食いだった7号埠頭に行こうとして釣り道具屋に聞いたらもう立ち入り禁止になったという。
理由は釣り人のマナーの悪さであることは言うまでもない。とくにファミリーで来た人達が弁当の空や空き缶を捨ててゆく。
それを見ている子供達が大人になったときどんな行動するか明らかだ。
ここでも個人主義と自己中を勘違いしている人達のなんと多いことか。
7号埠頭は一番太平洋にせり出している埠頭で青物などのいい釣り場だった。
仕方なしに入れる埠頭を聞き、4号埠頭で釣ることにした。
釣り人は二組ほどいたが、全然釣れている感じがなかった。しばらく釣っていると髪を後ろでくくった僕と同じような人が釣りに来た。
話しかけてみるとどういう訳か音楽の話になり、彼はギターのことも詳しく、
僕が大阪から来たミュージシャンであることを告げると驚いていた。
CDも出ていることを言うと彼は律儀にも僕のCDを買ってくれた。
波止場で商売するわけじゃないが、これで波止場で売れた2枚目のCDになった。
その彼とは話が合い、とうとう夜の10時頃まで話をしながら釣りをした。しかし釣果はアナゴが一匹という惨憺たるものであった。
この日は満月だったと思うが塩谷岬の灯台の横に満月が出てとても綺麗だった。
小名浜4号埠頭から見た塩谷岬灯台と満月。
4月17日(木)曇り後晴れ
朝、またまたあさひや食堂で今度は焼き魚定食を食べ、昨日の4号埠頭がだめだったので市場の前の埠頭にした。
しかしまたもや強風で午前中は釣りにならなかった。
午後から風は止み、竿を出す。夕方になってようやくアタリがあった。そこそこ良い型のアナゴだった。
でも結局釣れたのは3匹のアナゴのみ。隣で釣っていた人が30cmくらいのいいカレイを釣り上げていた。くやしかった。
4月18日(金)晴れ 東京高円寺《稲生座》
前回、東京に入るのに大渋滞でリハに間に合わなかったこともあり、起きてすぐ小名浜を後にした。
時間はたっぷりあったので6号線で行くことにした。
途中鵜野岬だったと思うが整備された海岸があったのでそこで大休憩。いい場所だった。
きれいな温泉もあり入ろうかなと思ったが値段が800円だったので辞めた。やっぱり500円くらいでっせ。

時間調整をしながら東京に着いた。今回は遅れることは無かった。
稲生座につくともうレイチェルさんは来ていた。
リハを済ませるとお客がぼちぼち入り出した。一昨年釧路の鶴居村でやったときに泊まり客で来ていたご夫婦が来てくれたのには驚いた。
さらに大阪で一緒にやっていた理都も来てくれた。理都に会うのは2年ぶりだ。ほんとにうれしかった。
最後は小名浜漁港直送のアナゴの唐揚げ。みんなうまいうまいと食べてくれた。
4月19日(土)曇り後晴れ 西早稲田《ジェリージェフ》
夕べは前回もお世話になった『浪速のテツ』のところに泊めてもらった。
彼のマンションは巣鴨地蔵通り商店街の中にある。この町はいい町だ。
朝の楽しみは近くにある食堂。これが安くて旨い。こんなことばかり書いてますが。
サービスランチ450円。この日はホッケの塩焼きに筑前煮、みそ汁ご飯。満足。
午後からテツとお茶の水の楽器屋に行く。谷口楽器には左専用コーナーがあり、なんとナショナルのスティールドブロが置いてあった。
早速弾かせてもらう。35万くらいするそうだ。バイバイ。
お茶の水は楽器屋の密集地帯で他にもいいのがいろいろあった。宝くじでもあたらんかいな。

テツと別れてジェリージェフに向かう。以外に近かった。
今日はタイスケ君という若者がオープニングをつとめてくれた。若いのに昭和歌謡が得意でなかなか面白かった。
ジェリージェフでやるのは3度目だが今回が一番お客の入りはよかった。理都も友達を連れて来てくれたし
古い友達でヤマハの岡田も来てくれた。2時間たっぷりやってしまったが、岡田は「2時間もたしよったなあ」と感心してくれた。
しかしゆっくり飲みたいのに今日は久我山の友人宅まで移動しなくてはならない。一滴も飲むことは出来なかった。
4月20日(日)雨のち曇り 鎌倉大船《パラダイス》
朝11時頃久我山を後にして葉山に向かう。さあ、ラストランだ。
疲れはピークに達していたががんばらねば。
でもきっちり竿だけは出す。去年メバルを釣ったポイントですぐにアタリ。小さなベラ、またまたアタリ、今度はガシラ。
結構釣れるポイントだ。
大塚まさじさんがこの近くに住んでいるらしいのだが、後で本人から直接聞いたら僕が釣っていた場所までたったの徒歩1分だった。
疲れはもうどうしようもなく、とうとう車の中で昼寝してしまった。

去年来たとき、鎌倉の鶴ヶ丘八幡宮の前が大混雑ですごい時間がかかったので早めに移動したがこの日は雨もあり、たいしたことはなかった。
確かこの辺だと大船の駅前を曲がり、狭い路地に入っていったのだが実は時間制限の道で僕が入ったときはまだ入れない時間帯だった。
どうりで道行く人が怪訝そうに見るわけだ。
とにかくラストのパラダイスに無事到着。この店はスタートが遅い。危うく寝そうになりながらも全力を振り絞ってライブを終了した。
お客はまだ物足りなそうだったが勘弁してもらった。ラストの3連ちゃんはこたえる。
ふらふらになりながら東北ツアー終了。みなさんありがとうございました。

今回のトピックスはなんといっても鶴岡の欅(けやき)ホールだろう。
今までいろんな蔵でやってきたがあんな大きく立派な蔵はない。
あのホールでは毎年やりたいと思う。仙台のサテンドールも音がいいし期待できそうだ。
次回の東北ツアーは10月頃になりそうだ。みなさん待っててね。