1月16日(木)曇り 福岡市《ドリームボート》
今年最初のツアーはもう恒例になりつつある九州ツアー。
前乗りして、北九州の田邑君ところでお世話になり、福岡に向かったが、津屋崎が僕を呼んでいた。
ということでやはり釣り竿を出さずにはいられない。しかし今年最初の釣りは坊主。
こんな時はお客も少ない。まさにアタリであったが、そこは博多、盛り上がる盛り上がる。
ライブ前にドブロをバタンと倒してしまいそのギターは使えなくなりショックもなんのその。
花束を持ってきてくれたお客まで居て、濃い客とマスターのジュンペイ氏とで音楽話に花が咲き、
ついにはセッションまで始まり、今度は河岸を変えようと中央市場の食堂に突入。
これが安くてうまい。ジュンペイ氏いわく、「今度は壱岐に行きましょう。あそこにもライブハウスがあるのです。
今度はそこをチョイスしますので、釣り&ライブいいじゃないですか」
なにを隠そう、ジュンペイ氏は大の釣りキチであります。
酒の席とはいえ、先行きが明るくなった気がしました。
この酔いどれ親父の面々。向かって右端がジュンペイ氏。
1月17日(金)晴れ 大分市《カンタループ2》NEW
前日は3時まで飲んでいたのできっちり二日酔いの頭を呼び起こし、大分に向かう。
途中、道の駅で夕べ倒れて弦がびびるようになったギターの応急処置を試みる。
重傷かなと思っていたが以外に原因がすぐに解った。
釣り糸を巻き取る竹籤で応急処置。これが自分で言うのもなんだがうまくいった。
湯布院を通るとそこは雪景色だった。九州は以外に寒いのだ。
いつかゆっくりとここに泊まりたいなと思いながら通過。
うっすらと冠雪した由布岳
山並みハイウエイより湯布院の街を望む。
3時にホテルにチェックイン。ゆっくりと風呂に入ろうとユニットバスの説明書きを見ると温泉が出るという。
蛇口をひねるとなるほど赤茶っぽいお湯が出てきた。さすが湯の国大分だ。
おかげで昨日の二日酔いもきっちり飛ばすことが出来た。
すっきりしてカンタループに向かう。車で2分くらいで着いた。
大分市でやるのは初めてだった。繁華街の古いビルの2階に案内されるとちゃんとしたライブハウスだった。
ここは徳山のブギーハウスの森永さんに紹介してもらったのだが
店内は50人くらいは入れそうなちょうどよい広さで、なにか活気のようなものを感じた。
しばらくするとオーナーの渕野さんが入ってきた。彼は広告の企画やイベントなどいろんな事を手広くやっているという。
内田勘太郎のポスターなんぞも張ってあり、ブルース好きの感じがした。
オープニングアクトは『雅楽多』という優歌団のコピーバンド。
こんなところにもと言っちゃへんだが、ブルースは根付いていた。
お客も彼らのおかげで結構入ってくれた。こちらも張り切る。
受けた。いい感じでライブは終わった。こういうときはCDもよく売れる。
渕野さんも「九州に来ることがあったら必ずうちでやってください」と言ってくれた。
また一つ、九州に僕のライブスポットが増えた。
カンタループのスタッフ。向かって右端が渕野さん。
この日オープニングアクトを勤めてくれた『雅楽多』。
1月18日(土)晴れ 玖珠町《52nd》
この日は朝からいい天気で風もなかった。もちろん釣りに向かう。
途中釣具屋で情報を仕入れるとアジが釣れているという。
豊後水道のアジは関アジが有名だ。以前に行ったことのある別府の亀川港に向かった。
型は小振りであったが20匹ほどとメバルも混じり良い土産が出来たと玖珠町に向かった。
52ndはこんなところにと思うところにある。もう少し走れば龍神の滝という名所がある。
まさに山の中の一軒家だ。この日リハも済ませてお客を待ったがなかなか来てくれない。
久しぶりに不安が脳裏をよぎったが、最終的にはなんとかなった。
最後はこの日釣ったアジとメバルで乾杯。
しかしこのライブハウスはどうなってゆくのだろうと少し心配である。
1月19日(日)晴れ
またまた別府へ移動。ライブの3連ちゃんはこたえる。久しぶりに休みだ。
メバル釣りをしようと地元の釣具屋で情報収集。
深江という港がいいと聞いたのでそこで釣ることにしたが、強風と寒さでめげてしまった。
1月20日(月)晴れ
午前中亀川港でメバル釣りをしたが良い型が4匹ほど釣れて、最初からここにしとけば良かったと思った。
昼、カンタループで知り合った弁護士志望の阿部君と大分市で待ち合わせ。
そしていよいよあの関アジ、関鯖で有名な佐賀関に向かった。
大分市から1時間もかからない。佐賀関は豊後水道に飛び出た半島である。
対岸の愛媛県三崎は目と鼻の先だ。この狭い海峡で釣れる魚は身が締まって旨い。
そんなところだからと期待はふくらんだ。
しかし現地に着くとまたまた強風。そんな中でも竿を出した。
いきなり阿部君にアオリイカが来た。35cmくらいか。こちらは焦る、しかしいっこうにアオリイカは姿を見せてくれない。
風でテグスが絡むわ、寒いわで結局阿部君の一匹のアオリイカで納竿にした。
ああ、せっかく佐賀関まで来たのに坊主とは・・・。
1月21日(火)雨のち曇り 宗像郡福間町《地鶏屋》NEW
昨日のショックもなんのその、今度は津屋崎まで移動してメバル釣り。10匹ほど釣れた。
4時頃いつもの福間町の小さな森の美術館&幼稚園の久野さんところに向かう。
昨日阿部君が釣ったアオリイカもおみやげだ。
ゆっくりさせてもらってから、会場の地鶏屋に向かう。
ところがこの地鶏屋がすごいところにあった。
舗装もされていない山道を30分も走り、どこまでゆくんだろうと思ったところに地鶏屋がぽつんとあった。
もともとは別荘だったみたいで周りには人家はまったくない。またまた山の中の一軒家だった。
しかし、庭園があり、家の造りもシンプルでまるで魯山人が出てきそうな感じがした。
今回はPAもなしでやろうと久野さんと決めていた。おいしい地鶏のコースの後にライブを始めた。
こちらも今回はリラックスモードで普段やらないような曲もやってくれとリクエストもあり〜ので盛り上がった。
お客の中に絵描きの中村さんという方が居て、旅の話でまたまた盛り上がった。
彼は僕の旅何ぞとは次元の違う旅をしていた。シルクロードを旅して九死に一生を得た話とか、
僕の地蔵峠の話なんぞすっ飛んでしまう、標高5500mの峠越えの話とかですっかり話し込んでしまった。
僕も一度は行ってみたいシルクロードの旅。昔から好きだった。
また、彼の絵を僕の親戚の『久本雅美』も買っていたのにはなんか縁を感じた。
それから今年僕が51歳になるのを記念して宗像で大きなコンサートをやろうと久野さんが言ってくれて
その話もありがたかった。
暗くてよく解らないでしょうが、これが地鶏屋の日本庭園。
地鶏屋の店内
中村画伯
1月22日(水)晴れ 移動日
朝、ヘビーな朝食をごちそうになって久野さん宅を後にした。
今日は徳山市まで移動しようと思っていた。
4時頃、徳山バイパスを走っていたら突然、警察が飛び出してきてきっちりスピード違反。
80kmで捕まるとは運が悪い。高速料金が高いので下を走っていたのにこの始末。
おまわりにそれを話すと「よくあるんですよ、高速料金節約しようと思って捕まる方が」だと。
こっちの方がはるかに高くついてしまった。情けない。
でも気を取り直して徳山港で夜釣り。良い型のメバルがそこそこ釣れた。
1月23日(木)雨のち曇り 広島市《K's Shot》NEW
この日は朝から雨で釣りをあきらめかけていたら天気が持ち直し、時間もあるので大野浦でまたまたメバル釣り。
昼間に釣れるメバルは小さい。地元の人にポイントを聞きながらやったら、やはり良く釣れる。
話しかけてきたおじさんがいたので話をすると、奥さんと静岡県の沼津から釣り&旅行をしているらしく
この大野浦が気に入って1ヶ月だけマンションを借りているという。
元々はお坊さんで息子に寺をまかせて悠々自適の生活をしているらしい。
実は僕も旅人でなんて話をしながら、身の上話まで話し込んでしまった。こんな日もいい。
市内に入り早めにホテルにチェックインしてゆっくりと風呂につかる。
5時半頃『K's Shot』に向かった。流川という広島の繁華街はいつも行っているので場所は直ぐに解った。
K's Shotは金村さんというまだ若い方が脱サラしてやっているバーで、クレメンタインのしんちゃんが紹介してくれた。
しんちゃんとは何かと縁がある。金村さんは音楽が好きで自分の店でライブをやりたかったらしい。
今まではアマチュアのかたばかりだったのだがプロ第一号に僕を選んでくれたのだ。
小さなPAも買い入れてやる気満々であった。
僕の方もそれに応えようとがんばった。良いライブが出来た。
お客はいつも来てくれる木村君や見市さん、そして僕を初めて聞くこの店のお客でほぼ満席。
金村さんも満足してくれたみたいだ。終わった後、見市さんの行きつけの沖縄料理の店に行った。
店の名前は『うちな〜』という。店主は柴田さん。
ところが話を聞くと石垣島の『川門正彦』のライブをこの店が企画してやったらしい。
それを見にいっていた見市さんが最後にやった縁という歌を聴いて「それってもしかして五十一の曲じゃないですか」と
ライブの後聞いたところ、むこうもびっくりしてそうだと言う。
僕の唄を唄ってくれている人はそんなに多くないがこんなところでつながりがあるとは見市さんも驚いたらしい。
さらに『さよなら小唄』が実は僕の作でと言うのはお店の人も知らなかったらしい。
こんなところでつながりがあったとは。
さらにさらにさよなら小唄の歌詞を川門君が間違って唄っていることなどと大盛り上がりになった。
お店の人は「今度は川門さんと五十一さんと一緒のコンサートしましょう」などとまで言ってくれた。
しんちゃんも店が終わって来てくれて広島の夜は更けゆくのであった。
1月24日(金)曇り時々晴れ 移動日
福山にさしかかった時、ふと鞆の浦の事が気になってまわってみることにした。
鞆の浦は昔より風光明媚な観光地&漁師町である。
フェリー乗り場の側に車を止めて地元の釣具店で情報を聞いたらフェリー乗り場の方がいいと言うことなのでそちらで竿を出したが
何にも釣れないどころか根がかりで僕の持っている一番高い投げ竿が折れてしまった。
慎重にやれば良いものをつい雑に扱ったため穂先が折れてしまったのだ。
気を取り直して今度はメバルねらいに切り替えたのがいっこうにアタリもなく、
仕方なしに片づけをしていたら今度は1号の竿を落としてしまい、なんか不吉な予感がして穂先を見たらきっちり折れていた。
さらに買ったばかりのアブのリールのプラスチックの部分が割れていた。なんてこったい。
こんなに立て続けにトラブルが起こるなんてショックで夜はしばらく寝付けなかった。
1月25日(土)晴れ 倉敷市玉島《パン工房アルテファット》
夕べのショックを引きずったまま玉島に着いた。沙美港にいってみたがさっぱりで早めにアルテファットに行った。
今回は新しく玉島に発足した玉島ミュージッククラブの記念すべき初ライブ。
またまたその第一回目に僕を選んでくれたのはきよっさん&ちぃ坊のおかげだ。
店が狭いのでPA無しでやろうと僕の方から言い出した。きよっさん達も面白いかもしれないとOKしてくれた。
狭い店なのでお客はすぐにいっぱいになった。今年最初のツアーの最終日。
僕の方もずいぶんリラックスして話も弾み、トークと音楽の夕べのタイトルどおり良いライブが出来たと思う。
いつも倉敷に来るときよっさん&ちぃ坊がライブを企画してくれる。さすがは五十一倶楽部岡山県支部長だ。
次回は5月にアルテファットの裏の味噌蔵ライブだ。倶楽部が出来たことで楽しみも大きくなった。
今年最初の九州&中国地方ツアーは無事?というかなんとか終わりました。
スピード違反に、竿が二本にリールが一つクラッシュして散々なツアーでしたが、希望はいっぱいありました。
次回の九州ツアーが楽しみです。
そうそう、長年苦楽を共にしてきた愛車レガシーが実はこのツアーを最後に引退となりました。
26日に倉敷から帰る途中にクルマやさんでレガシーにお別れをして新しい(中古ですが)クルマに乗り換えました。
今度は大きい!三菱デリカスペースギア4WD・エクシード2クリスタルルーフだ。
ベッドも作れるし、荷物もらくらく積める。今度からはデリカが新しい相棒になります。
レガシー今まで無事僕を運んでくれてありがとうううう。