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weekly book

since Dec/2007



実際にあった事件や犯罪に関する新刊本・注目本などを週単位で紹介しています(更新は主に水曜日)。

下記の
★の日付は更新日で、その日付は下(↓)が古く、上(↑)が新しい。日付の後ろの(No. )は通し番号
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weekly book [ No.1〜100 ] [ No.101〜200 ]
[ No.201〜 ] ↓



★2012.2.7 (No.217) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『アイスマン 史上最大のサイバー犯罪はいかに行われたか』
(祥伝社/単行本/ケビン・ポールセン/2012.2)

ネット上の闇の巨大市場で「帝王」と呼ばれたスーパーハッカー“アイスマン”とは何者か? その犯行の手口、FBIとのせめぎ合いを元ハッカーの著者が明らかにした!

2007年9月、クレジットカード詐欺の帝王“アイスマン” が逮捕された。本名はマックス・バトラー(当時35歳)。アイスマンはセキュリティの甘いWi‐Fiネットワークを悪用してコンピュータをハッキングし、200万件ものカード番号を盗み出した。そして偽造カードを作り、キャッシャーと呼ばれる仲間に買い物をさせ、ネットオークションで売りさばいた。また、「ダンプ」と呼ばれるカード情報をウェブサイトで“同業者”たちに売った。これにより金融機関が受けた損害額は推定8600万ドル(当時のレートで約100億円)にのぼる。アイスマンには2010年、サイバー犯罪史上最も重い懲役13年の刑が下された。しかしアイスマンはハッキングでFBIに協力するという“善玉”の顔も持っていた。自らもハッキングによる逮捕歴のある元ハッカーのジャーナリストが謎に包まれていた“帝王・アイスマン”の実像を明らかにする!
★2012.2.1 (No.216) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『横田めぐみさんと金正恩』
(三五館/単行本/飯山一郎/2012.1)


マスメディアでは絶対伝えられない「北朝鮮の虚実」と、その立証!

著者・飯山一郎・・・1946年、栃木県真岡市出身。立教大学卒業。元上海鉄道大学教授。国際アナリストにして、エコ推進実践家、発明家、古代史研究者、化学者、株式売買指南役、平和主義者……と、超のつくマルチ人間。農業と環境の21世紀を見据えたバイオ技術の研究に注力し、1999年には自ら発明した「グルンバ・エンジン」による乳酸菌・発酵菌の大量培養法を確立。この技術が求められ、日中韓を忙しく飛び回る現在。「光合成細菌&乳酸菌」での「放射能浄化」にも救国の期待がかかる。


◎本書の中の「事象」の一端
・横田めぐみさんは今も生きている!
・誰も言えない「めぐみさんと金正恩」の関係
・キーマン呉克烈という老軍人に注目!
・金正恩は筋金入りの軍人であり、諜報のプロだ
・金正恩が握る超小型爆弾の性能を探る
・済州島から丸見えの北朝鮮であった
・タングステンとウランで大儲けする北朝鮮
・金正恩は胡錦濤とサシで朝食を摂る間柄
・大韓航空機爆破工作の準備期間の出来事
・平壌で活躍する在朝日本人と移住イスラエル人の行方
・胡錦濤も温家宝も習近平も、金正恩のために働く
★2012.1.25 (No.215) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『マスコミはなぜ「マスゴミ」と呼ばれるのか(補訂版)
権力に縛られたメディアのシステムを俯瞰する』
(現代人文社/単行本/日隅一雄/2012.1)


東電福島第一原発事故で露呈したマスコミのふがいなさ。その原因となっている日本独自のメディア規制システムの全貌を明らかにし、真に独立したマスコミとなるための打開策を提言。

目次

序 章 マスゴミになってしまったマスメディア
第1章 政府・企業によってがんじがらめの日本のマスメディア状況~三大規制システムを中心に~
第2章 さらなる強化が懸念される表現の自由への制約
第3章 放送・通信の内容規制が行われる通信・放送の融合法制
第4章 システムの改善への展望
第5章 民主党政権の誕生による期待と失望
終 章 東電福島第一原発事故後の報道に対する失望を希望に変えるために

★2012.1.18 (No.214) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『ある警察官の昭和世相史』
(草思社/単行本/原田弘/2011.12)


戦後昭和を警察官として過ごした著者がその職務を通じて眺めた東京の世相や警察官という職業を振り返る。

著者・原田弘・・・昭和2年、東京杉並に生まれる。日大三商卒業。昭和19年、警視庁消防部に採用され、杉並消防署に配属される。昭和20年9月、警視庁警察官へ転官、表町警察署(現在の赤坂警察署)に勤務する。昭和24年、警視庁よりMP同乗警察官として派遣され、昭和34年まで勤める(途中、中断あり)。以後、パトカー勤務、築地署勤務などを経て、昭和60年、通信指令本部勤務を最後に退職。現在、杉並郷土史会名誉会長、警察政策学会(警察史研究部会)会員。

目次

1章 警察官の仕事(警察練習生時代
GHQの警備 ほか)
2章 昭和の警察官の服装・必携品(警察官の制服)
3章 警察官の素顔と生活(警察で働く人々
警察官の給料と昇進 ほか)
4章 警視庁の歴史(警視庁)
 
★2012.1.11 (No.213) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『戦前の猟奇残虐事件簿』
(河出文庫/志村有弘/2011.6)

戦前の身の毛もよだつ怪事件を解説。稲葉小僧、男三郎少年臀肉切り取り殺人事件、まぼろし小僧、鈴弁事件、吹上佐太郎、説教強盗妻木松吉事件、贋造紙幣殺人事件など。


著者・志村有弘の他の著書・・・『松本清張事典 増補版(作家事典シリーズ)』(勉誠出版/2008) / 『戦前のこわい話』(河出文庫/2009)など。
★2012.1.4 (No.212) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『ゆれる死刑 アメリカと日本』
(岩波書店/単行本/小倉孝保/2011.12)


主要先進国で例外的に死刑を存続している二大国、アメリカと日本。廃止した州や死刑の方法を本人が選ぶ州もあるアメリカ。裁判員制度によって、誰もが死刑を宣告する立場となりうる日本。はたして死刑とはどういう刑罰なのか。日米両国で関係者に直接取材、死刑をめぐってゆれる、それぞれの思いを丹念にたどる。

著者・小倉孝保・・・1964年、滋賀県生まれ。関西学院大学社会学部を卒業し、1988年、毎日新聞社入社。福井支局、阪神支局、大阪本社社会部、東京本社外信部、カイロ、ニューヨーク両支局長を経て2010年4月より外信部副部長。主な著書に『初代一条さゆり伝説 釜ヶ崎に散ったバラ』(葉文館出版/1999) / 『戦争と民衆 イラクで何が起きたのか』(毎日新聞社/2008) などがある。

目次

第一章 執行の現場
第二章 死刑という断絶
第三章 遺された者の思い
第四章 取り返しつかぬ間違い
第五章 市民が裁く死刑
第六章 殺し方を巡る論議
第七章 死刑廃止の動き
最終章 議論のために
★2011.12.28 (No.211) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『踏みにじられた未来 御殿場事件、親と子の10年闘争』
(幻冬舎/単行本/長野智子/2011.12)

テレビ朝日系「ドキュメンタリー宣言」放送後、反響を巻き起こした御殿場事件。
その謎めいた事件の真相に迫った衝撃のノンフィクション!

御殿場事件・・・2001年(平成13年)9月16日、静岡県御殿場市の御殿場駅近くで、ある女子高1年生が「婦女暴行を受けた」として警察に訴えたことから始まる。身に覚えのない罪で10人の少年が次々に逮捕された。10人の少年は容疑を否認していたが、数日後には全員が自白させられ、容疑を認めた。だが、その10人のうち4人(事件当時高校2年生)は自白を撤回、無罪を主張して裁判に臨むことになった。少年全員が否認する中、不条理だらけの裁判は続けられ有罪判決が下る・・・・・・。しかし、物証は何ひとつなく、その少女の供述のみ。少年の親たちは我が子のアリバイを探すが、「親たちが口裏を合わせている」「証拠の捏造だ」と警察は一切裏付け調査を行わなかった。その後、親たちの努力の甲斐あって犯行があったとされる日時に少女と一緒にいた男性を突き止めるが、少女から出た言葉は「被害にあった日を間違えました。16日ではなく、その1週間前の9日でした」と言う不明瞭な証言だった。裁判所は少年たちの無罪主張を何一つ認めず、少女の訴因変更のみを認め、裁判を継続する。2005年(平成17年)10月27日、静岡地裁沼津支部で被告人4人に対し懲役2年の判決。2007年(平成19年)8月22日、東京高裁で被告人4人に対し懲役1年6ヶ月の判決。2009年(平成21年)4月14日、最高裁で被告人4人に対し上告棄却で懲役1年6ヶ月の刑が確定。他の残りの6人のうち4人(事件当時高校1年生)は少年院送致。うち1人(事件当時高校1年生)は不処分。うち1人(事件当時中学3年生)は懲役2年6ヶ月・執行猶予4年が確定。

関連サイト・・・著者・
長野智子blog御殿場事件・判決の矛盾

関連書籍・・・『冤罪File』(2008年9月号/キューブリック/季刊誌) / 『冤罪File』(2009年9月号/キューブリック/季刊誌)
★2011.12.21 (No.210) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『実録 本当にあった警察の心霊事件簿
元警視庁刑事が語る捜査の裏で実際に起こった超常現象の数々』
(学研パブリッシング/単行本/北芝健&川口友万/2011.11)


事件で犠牲になった人々の無念を晴らすために実践したサイキック捜査とはいったい何か。けっして調書には記されることのない超常現象を一挙大公開する。

著者・北芝健・・・早稲田大学卒業後、商社に勤務するも一念発起して警視庁入庁し、交番勤務の後、私服刑事となる。一方で鑑識技能検定にもパスし、警視庁の語学課程で優等賞をもらい、公安警察に転属したが、巡査部長昇任試験を拒否し、巡査のまま退職。ロス市警の捜査に協力したことから、アジア特別捜査隊と懇意になり、犯罪捜査をネイティブの英語で伝える語学力を身につける。現在は現場捜査の経験を活かし、複数の学校の講師として犯罪学を教える。プロファイリングの第一人者としてテレビのコメンテーターとしても活躍。日本安全保障・危機管理学会 顧問・教員&日本映画学校専任講師(犯罪学・国際関係論)&空手・護身術道場「修道館」館長。『ニッポン非合法地帯』(扶桑社/2003)など著書多数。

著者・川口友万(かわぐちともかず)・・・1966年、生まれ。富山大学理学部卒。サイエンスライター。“サイエンスにもっと笑いを!”がモットー。パソコン誌の編集者を経てフリーに。 著書に『大人の怪しい実験室 都市伝説の検証』(データハウス/2009)などがある。
★2011.12.14 (No.209) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『何が彼を殺人者にしたのか ある精神鑑定医の凶悪犯罪調書から』
(イースト・プレス/単行本/マイケル・ストーン/2011.11)


異常心理のメカニズム研究でも名高い超名医が殺人の病理レベルを22に分類、「サイコパスの仮釈放」という恐怖の大罪を医学的に糾弾する。

著者・マイケル・ストーン・・・コロンビア大精神科・外科部門、臨床精神科医学教授。刑務医として死刑囚を含む多くの服役囚との面談・診断を行った経験も持つ。600あまりの現実の凶悪犯罪調書を仔細に分析し、22のレベルの「階層」に区分したことで知られる。ディスカバリー・チャンネルの人気シリー『「Most Evil』ではホストを務めたほか、メディアへの露出も多い。


目次

1章 「平時の悪」という謎
2章 激情殺人の狂想曲
3章 反社会的人格による衝動的凶行
4章 「ホワイトカラー・サイコパス」による計画殺人
5章 1人では足りない 悪夢の無差別凶行
6章 「死の使い」による連続殺人
7章 連続殺人の方程式
8章 血族殺人のメカニズム
9章 悪の方程式の「ファクターX」とは
終章 善良な人びとが「邪悪」をはたらくとき
★2011.12.7 (No.208) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『未解決事件(コールド・ケース) 死者の声を甦らせる者たち』
(柏書房/単行本/マイケル・カブーゾ/2011.12)


1990年、ウィリアム・フライシャー、リチャード・ウォルター、フランク・ベンダーの3人は未解決の事件を独自に調査する「ヴィドック・ソサエティ」を結成する。彼らはそれぞれ、元FBIエージェントでアメリカ税関職員、元警察署の心理学者、法医学アーティスト。月に一度集まっては過去の残虐な未解決事件を独自に調査し解決に導いてきた。そんな凄腕のプロファイラーたちの名推理を描いたノンフィクション。

著者・マイケル・カプーゾ・・・1957年、アメリカ・ボストン生まれ。1916年にニュージャージーで実際に起きたサメの襲撃事件(小説および映画『ジョーズ』の元になった事件)を描いてベストセラーになった『Close to Shore』 など歴史に題材をとったノンフィクションを書く。フィラデルフィア・インクワイアラーやマイアミ・ヘラルドのコラムニストとして数々の賞を受賞。

目次

第1部 マーダー・ルーム(殺人捜査の権威たち
罪を逃れた男 ほか)
第2部 四人の少年(ある幼い少年の死 箱入り少年の事件その一
コミックブックの探偵たち 第一の少年 ほか)
第3部 ヴィドック・ソサエティ(メンバー集結
逮捕 ほか)
第4部 モンスター退治(サイコパスのところへ案内してくれ スコット・ダン事件その四
ビドル・ハウスの変人 ほか)
★2011.11.30 (No.207) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『秋葉原耳かき小町殺人事件 私たちは「異常者」を裁けるか』
(ワニブックスPULS新書/吉村達也/2011.2)

被害者が残した事件までの1年半のブログと裁判記録から事件の真相の解明にミステリー作家の吉村達也が挑む。

秋葉原耳かき小町殺人事件・・・2008年(平成20年)2月ころから東京・秋葉原の山本耳かき店に「ヨシカワ」と名乗る男が通い始めた。30分コースの料金は2700円で、耳つぼマッサージ、耳そうじ、頭部などのマッサージの順番で行う。「ヨシカワ」は店で売れっ子だった「まりな」を指名し、利用時間が5時間を超えることも度々で月に30万円以上を使ったという。「まりな」は1ヶ月に68万円も稼ぐ指名ナンバーワンの耳かき小町だった。2009年(平成21年)4月、「これだけ通っているんだ。付き合ってよ」「ヨシカワ」は「まりな」に執拗に交際を迫るが、断られ、店への出入りが禁止になった。だが、「ヨシカワ」は「まりな」の東京・西新橋の自宅前などで待ち伏せし、付きまといを繰り返すようになった。8月3日、「まりな」という名で働いていた江尻美保(21歳)と祖母の鈴木芳江(78歳)が自宅で「ヨシカワ」によって刺殺された。芳江は当日死亡。重体だった美保は9月7日に死亡が確認された。この事件で現行犯逮捕されたのは千葉市美浜区に住む会社員で「ヨシカワ」と名乗っていた林貢二(当時41歳)だった。「事件の約2週間前(7月19日)、『まりな』さんに直接会って謝罪したが、出禁は解除されず、その翌日にはメールが受信拒否になっていた。自宅近くで後ろから肩をたたいたときには、近くのコンビニエンスストアに駆け込まれて110番通報された」と供述。これが事件へとつながった。2010年(平成22年)11月1日、東京地裁での裁判員裁判で無期懲役の判決。その後、検察側、弁護側ともに控訴せず、刑が確定。

関連サイト・・・山本耳かき店
 
★2011.11.23 (No.206) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『女性死刑囚 十三人の黒い履歴書』
(鹿砦社/単行本/深笛 義也/2011.11)


死刑にいたる罪を犯すまで彼女たちはどれほどの曲がり角を経たのだろうか。

著者・深笛義也(ふかぶえよしなり)・・・1959年、東京生まれ。横浜市内で育つ。18歳から29歳まで革命運動に明け暮れ、30代でライターになる。主な著書・・・『エロか?革命か?それが問題だ!』(鹿砦社/2010)

目次

菅野村強盗殺人・放火事件 全国の主婦からの助命嘆願書で恩赦に 山本宏子
熊本女性連続毒殺事件 姑、茶飲み友達、行商人を毒殺 杉村サダメ
日本閣乗っ取り殺人事件 処刑前日、鮨で告別晩餐会 小林カウ
夕張保険金殺人事件 労働者のいる自社の寮に放火 日高信子
有明埋め立て地殺人事件 過去の夫殺しは事故死、殺害、自殺と三転 諸橋昭江
連合赤軍同志粛清事件 革命の名のもとに十四名の同志を殺害 永田洋子
女子高生・OL誘拐殺人事件 二人の女性を殺害後に身代金を要求 宮崎知子
室戸保険金ダブル殺人事件 喜寿で受けることになった死刑判決 坂本春野
宮崎二女性殺人事件 ゴルフ仲間の二人を金目当てで殺害 石川恵子
福島悪魔払い殺人事件 信者同士の暴行で六人が死亡 江藤幸子
動機不明、直接証拠もなく死刑判決 林真須美
共犯者が法廷で風間の無実を証言 風間博子
医学的知識でもくろまれた完全犯罪 吉田純子


関連ページ・・・
連合赤軍あさま山荘事件
(永田洋子)
夕張保険金殺人事件(日高信子)
戦後の主な毒殺事件(女性連続毒殺魔事件−杉村サダメ / ホテル日本閣事件−小林カウ / 和歌山毒カレー殺人事件−林真須美 / 埼玉愛犬家殺人事件−風間博子 / 久留米看護師保険金殺人事件−吉田純子)

戦後の主な誘拐殺人事件(富山長野連続誘拐殺人事件−宮崎知子)
 
★2011.11.16 (No.205) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『真相究明書 九千万人のなかの孤独 福岡事件 福岡、中国人闇ブローカー殺し 殺人請負 強盗殺人事件』
(花伝社/単行本/古川泰龍/2011.11)


死刑を執行されてしまった冤罪・福岡事件の真相。被告人の無実を確信した教誨師が人生を賭けて綴った魂の究明書。

著者・古川泰龍・・・1920年、佐賀県に生まれる。1944年、高野山専修学院卒業。1952年、死刑囚の教誨師となる。1961年、福岡事件2人の死刑囚再審運動に乗り出す。1964年、弁護士を装った強盗殺人犯の西口彰が福岡事件の「応援」を願い出て古川宅に立ち寄り逮捕される。1973年、宗教法人シュバイツァー寺開山。1981年、産業医科大学で仏教的観点から「死学」の講義を始める。1987年、東西宗教交流センター・カトリック別院を創設し、活動をはじめる。2000年、死去。他の著書に『歎異抄 最後の一人を救うもの』(地湧社/1988) / 『叫びたし寒満月の割れるほど 冤罪死刑囚と歩む半生』(法蔵館/1991)がある。

目次

第1章 本件における7被告人の真実の行動を追及する
第2章 第二審判決文批判
第3章 警察、検察官証拠捏造の事実
第4章 裁判ならびに公判調書の不信をそそる事実
第5章 公判調書上にみたる黒川利明の人間像
第6章 2人の書翰を通して事件に触れる
第7章 書翰を通じて2人の人間性に触れる

関連ページ・・・福岡事件 → 西口彰連続強盗殺人事件
関連サイト・・・福岡事件学生の会
★2011.11.9 (No.204) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『サイバー犯罪とデジタル鑑識の最前線!』
(洋泉社/単行本/洋泉社編集部[編]/2011.10)


ウイルス、不正アクセス、情報流出・・・あらゆる個人、企業、国家が標的となる時代をどう生き抜くか!? セキュリティの穴から甚大な被害をもたらすサイバー犯罪の脅威と最先端のデジタル鑑識技術に迫る!

目次

巻頭特集 ソニーPSN個人情報流出事件に見る最新サイバー犯罪事情
PART1 サイバー犯罪を追え! 進化するデジタル鑑識技術
PART2 身近な危機から身を守る!最新セキュリティ白書 個人編&企業編
PART3 いまやイデオロギーの戦い!? 世界サイバー犯罪事件簿
サイバー用語集
インタビュー:上原哲太郎/名和利男/高木浩光
執筆者
小林恭子/塚越健司/成松哲/原広/吉澤亨史
★2011.11.2 (No.203) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『戸塚ヨットスクールは、いま 現代若者漂流 』
(岩波書店/単行本/東海テレビ取材班/2011.2)


あの事件から30年。戸塚ヨットスクールへの長期取材をもとに戸塚校長の実像とスクールの現状に迫るドキュメンタリー映画『平成ジレンマ』を書籍化。訓練生の事例、家族の苦悩とそれらを取り巻く社会状況。スクールを通して見えるのは、漂流しつづける若者、家族、社会……。そこには現代社会の縮図が浮かび上がってくる。

関連サイト/ページ・・・戸塚小学校を作ろう / 平成ジレンマ公式サイト / 戸塚ヨットスクール事件
 
★2011.10.26 (No.202) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『絞首刑は残虐な刑罰ではないのか? 新聞と法医学が語る真実』
(現代人文社/単行本/中川智正弁護団+ヴァルテル・ラブル[編著]/2011.10)


絞首された死刑囚は即座に意識を失って苦痛を感じないとされる(古畑鑑定)。これが死刑が残虐でない刑罰とされる唯一の根拠である。本書は最近の法医学の知見とさまざまな資料に基づいてこの説に疑問を投げかけ、死刑是非論争に一石を投じる。

憲法36条・・・公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる。

裁判所は死刑(制度)に対し憲法36条などに違反しないという判決を下している。

関連ページ・・・死刑の現状 死刑と憲法
 
★2011.10.19 (No.201) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『パリで娘が殺された 藤生朱美殺害事件とフランスの刑事裁判参加の体験』
(草土文化/単行本/藤生好則/2011.10)


文部省派遣の若きユネスコ職員が殺害されて16年。
父親が綴る遺族の悲痛な叫びと9年に及ぶフランスでの裁判。
被害者参加への道に一石を投じた事件の全記録。

藤生朱美殺害事件・・・1995年(平成7年)10月9日、文部省(現・文部科学省)からユネスコ(関係教育科学文化機関)に派遣されていた藤生(ふじう)朱美(25歳)がフランス・パリの自宅アパートで殺害された。10月13日、アパートの管理人の甥で無職のジャン・トニエッティ(事件当時24歳)が自分の犯行であったと自白し逮捕される。事件のあった9日の夜、酒に酔ったトニエッティはそのアパートを訪れた際、ちょうど帰宅した朱美と出くわし、朱美に家の備品を修理してほしいと言われ、トニエッティは部屋に入った。そこで、トニエッティは朱美が目を離したすきにCDラジカセを盗もうとしたが、それを朱美に見とがめられて争った末に朱美の左胸をナイフで突き刺して殺害した。1997年(平成9年)11月13日、裁判が開かれ、裁判の最後にトニエッティがロニ・クラミー(事件当時18歳/管理人の末娘の恋人)という共犯がいると言い出し、評決を延期し調査することに。2003年(平成15年)1月10・13・14日、再び裁判が開かれ、ロニはトニエッティの単独犯で関係ないと主張。トニエッティはロニが主犯であると主張。結果、ロニに10年の禁錮刑、トニエッティに7年の禁錮刑の判決となる。1月末、ロニが控訴。2004年(平成16年)2月3〜6日、裁判が開かれ、ロニとトニエッティの主張は前回と変わらなかったが、7日、「トニエッティの単独犯」という結果になり、ロニは無罪、トニエッティに10年の禁錮刑の判決。フランスでは二審制(上訴は1回に限られる)のため、これで刑が確定した。


著者・藤生好則・・・1936年、群馬県前橋市に生まれる。岩手大学農学部獣医学科卒。静岡県及び浜松市に勤務、浜松市衛生試験所長を経て静岡県立大(短大部)、聖隷クリストファー大学ほかで非常勤講師(公衆衛生学や食品衛生学を担当)。現在(株)マルマ顧問。1958年から10年間、勤務のかたわら浜松医大に研究生として在籍し、人獣共通感染症広東充血線虫に対する放射線の影響の研究で1991年(55歳)、麻布大学から獣医学博士号を授与される。

目次

第1章 娘がパリで殺された(至福の前日、朱美は殺されていた
ガラス越しに冷凍遺体の朱美と対面 ほか)
第2章 フランスでの裁判(フランスの付帯私訴制度と藤生さんの裁判(白井孝一)(フランスの刑事裁判制度の概要
フランスの付帯私訴の概要 ほか)
フランスでの裁判の記録(監修・白井孝一、高貝亮、村松奈緒美)(控訴院弾劾部判決(一九九七年四月四日)
パリ重罪院裁判(一回目、一九九七年一一月一三日〜一四日) ほか))
第3章 悲しみの扉を開けて(娘の死の現実と向き合う煩悶の日々
病魔を乗り越える家族たち ほか)


関連サイト・・・朱美のページ
 

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