大草原の小さな天使ブッシュベイビー

平成4年1月12日〜12月20日放送

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 話     題        名 題       名
草原で拾った赤ちゃん 21 さようならケイト
死なないでマーフィ 22 無くなった許可証
しかけやローズ 23 防波堤の大事件
哺乳ビンをさがせ 24 アフリカひとりぼっち
傷ついた象 25 テンボに逮捕状!?
マーフィの病気 26 マーフィの災難
女性獣医ハンナ 27 追う人、追われる人
博士の飛行機 28 密林の象たち
真夜中のお散歩 29 野生をとりもどせ!!
10 修理屋ダン・ムーア 30 サバンナのおきて
11 探偵団結成! 31 毒矢とハーモニカ
12 ハッカアメと密猟者 32 やさしい戦士・テンボ
13 探偵団プラス1 32 炎に向かって走れ!
14 ヒヒの襲撃 34 マサイ族の小屋
15 ふしぎな木バオバブ 35 ジャッキー倒れる
16 秘密のほらあな 36 ヒョウと二人の戦士
17 密漁団現る 37 雨の日の思い出
18 チョッキ騒動 38 列車が流される!?
19 運命の始まり 39 駆け抜けろマーフィ
20 霧のキリマンジャロ 40 マーフィのさようなら

ケニアについて

ケニア地図

ケニア詳細図  ジャッキたちが生活していたところはナイロビ近郊と思われる。
右図の青い矢印はジャッキーたちが冒険の旅をしたルートです。サバンナが広がり 距離は約200キロ、標高差は約500メートル。
 左図中央の線は赤道です。
ケニア
ケニア共和国の基本データ(1997年)     ケニアの主な歴史
10世紀以前 さまざまな民族による移住と侵略が繰り返される
11世紀以後 沿岸部にアラブ人の商人が移住、モンバサやマリンディなどの都市を建設する。
1498年 ポルトガルのバスコ・ダ・ガマ、インド航路の途中マリンディに停泊。
19世紀初め アラブ人・イギリス人による奴隷貿易がはじまる。
19世紀末 イギリスによる東アフリカ支配が完成し保護領とする。
1907年 英国による保護領の行政府がモンバサからナイロビに移される。
1952〜56年 マウマウの反乱、キクユ族による英国人支配への反乱、多数の犠牲を生み鎮圧されるが後の独立につながる。
1963年 イギリスから独立
面 積 58万2646Km
(日本の約1.5倍)
人 口 3180万人(人口密度54人)  
首 都 ナイロビ(人口150万・1963年より首都)
民 族
言 語
アフリカ系黒人(キクユ族・ルヒヤ族・カンバ族・マサイ族など30種族以上)インド系・ヨーロッパ系・アラブ系
スワヒリ語・キクユ語・英語など
宗 教 プロテスタント40%・カトリック30%・イスラム教など
政 体 共和制 1963年独立

 ケニアの国名の由来は最高峰のケニア山(5199メートル)に由来。ケニアとはキクユ語で「白い山」を意味する。このケニア山は標高が高いため一年中雪が積もり氷河もある。キリマンジャロに次いでアフリカ第2の高峰。
 意外にも現代のケニア国民はライオンやキリンなどの野生動物たちをほとんど見たことがないそうである。なぜなら現在では野生動物は一般人立ち入り禁止の国立公園などの保護区内に居て、普通に生活している限りまずお目にかかることがないらしい。外国人観光客や一部の金持ちだけがサファリなどに入ることが出来る。
 現在は英国系の白人はほとんど居らず、ローズ家だけではなく他の人たちも後にイギリスへ引き揚げたものと思われる。

ケニア(ナイロビ)の気候

 ジャッキーたちが生活していたケニア中部ナイロビの気候は、サバンナ気候(Aw 地理の本ではサバナと表記される場合が多い)になる。雨期と乾期がはっきりしているのがこの気候の特徴。植生は主に草原とまばらに生える樹木など。周期的に野焼きが行われ、それにより木が燃やされ新しい草の成長を促し草原を維持することができている。(32話 マサイ族などにより人為的に野焼きされることもあれば、落雷により自然発火する場合もある。)ナイロビは高原地帯のため赤道直下にもかかわらず気温は日本の夏よりも涼しく1年をとおしてほぼ同じである。モンバサ周辺もサバンナ気候だが低地のため気温はナイロビより高めである。サバンナ気候よりも乾燥した気候はステップ気候(BS)と分類され、ケニアでは両気候帯が入り組んでいる。

ナイロビの気温 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 25 26 25 24 22 21 21 21 24 24 23 23
平均最低気温 12 13 14 14 13 12 11 11 11 13 13 13
降水量 45 43 73 160 119 30 13 13 26 42 121 77

ガラゴ(ブッシュベイビー)について

 番組タイトルにもなっている「ブッシュベイビー」ことガラゴについて少し調べてみました。
 ガラゴ(Galago) 分類 哺乳綱霊長目ロリス科ガラゴ属。英語名bush baby。主にアフリカの東部沿岸に生息。夜行性で樹上にすみ、果実・昆虫・樹脂を食べ、木の葉で巣をつくる。
いくつかの種が存在するが、「ブッシュベイビー」に登場するマーフィはもっとも大きなオオガラゴ(尾をのぞいた体長が27〜46p)と思われる。
 マーフィはずいぶん賢かったが、実際のところは分かりません。でもサルの仲間ですから犬や猫よりも賢くて当然かもしれません。 

「ブッシュベイビー」の年代はいつ

 第1話学校でノルダム先生が「おととし独立した」と言っていたことから、1963年ケニア独立から2年後の1965年と特定できる。
 主人公のジャッキーは12歳であるため生まれた年は1953年頃と思われ、現在でも40代後半になる。

  ◇そのころの世界の出来事 ケネディ米大統領暗殺(1963)・東京オリンピック(1964)・ベトナム戦争勃発(1965〜75)  

「ブッシュベイビー」地名辞典

ナイロビ ケニア共和国の首都、人口150万、標高1660メートルの高原地帯に位置する。英植民地時代からの中心都市。ナイロビとはマサイ語で「水のある所」の意味。
キリマンジャロ 火山。標高5895メートルアフリカ最高峰で一年を通して雪が積もる。ケニアと言えばキリマンジャロ山が思い浮かぶが実はわずかにタンザニア領。20話
モンバサ インド洋に面した港町。
タンザニア タンザニア連合共和国。ケニアの南に位置する。20話
ケニア ケニア共和国。
マンチェスター イングランド ランカシャー地方。ジャッキーの祖父母が住んでいる。

「ブッシュベイビー」の動物たち

いろんな動物が登場する世界名作劇場シリーズ。
一説にはキャラクターグッズの売上をのばすためとも言われる。

マーフィ この作品の主人公と言っても良い動物、ガラゴ。ブッシュベイビーとは英語名。
マンダリン ジャッキーの足となるミカンみたいな名前の馬。カマキリに驚いたりする。
ベ ン アンドルーが買っているカメレオン。ヌディで野生に帰される。
カマキリ この作品の中で一番かわいそうなキャラ。マンダリンを驚かしたりするが、マーフィのエサになるだけ。

ブッシュベイビー」の登場人物にちょっと一言

ブッシュベイビーの登場人物にちょっと一言。おおっ!こんな人もいたのか。
普通にみていたら見落としてしまいそうな脇役なども紹介。
今度ビデオか再放送で見る機会があれば彼らに注目してみましょう。
※未完成です

ジャッキー 本名ジャクリーヌ・ローズ。数多くの危機を乗り越えるスーパーガール。でもボールを蹴ると何故か横に飛ぶ。短パン姿でサバンナを旅してたら虫に刺されそうで心配。
ハ ワ ローズ家のメイド。テンボのことが好きであったが後半は出番なし、どうなったのでしょう。
ミッキー サバンナの旅では足を引っ張るばかり。せめてジャイアンくらい頼もしければ・・
テンボ カンバ族出身の野生動物保護官。後にジャッキーと一緒にサバンナを旅することに。いくら何でもカッコ良すぎるぞ!欠点はカナヅチ。
クランクショウ博士 考古学者。長年アフリカに住んでいる。愛機のオンボロ複葉機マザーグース号でアフリカを飛び回っている。
マイケル 密猟者の親分。ジャッキーたちをしつこく追い回し、なかなかしぶといヤツ。
ジョン マイケルの子分。若干の良心があるようで、ジャッキーとうち解けたりマーフィのカマキリ捕りを応援していた。
アトマニ マサイの戦士。見た目は派手だがやや弱気。34話〜
サフィナ アトマニの妹。一休さんのように頭ツルツルのかわいい女の子。ジャッキーと仲良しになる。
ケイト ジャッキーの友達。父がゾウに襲われ他界する。後半は登場回数が少ないのが残念。
ドリス 第1話のみの登場。ジャッキーの友達。家族でイギリスへ引き上げる。
アーサー・ローズ ジャッキーの父で野生動物保護官。密猟者の取り締まりをしている。

「ブッシュベイビー」について

世界名作劇場の中でのブッシュベイビーの位置づけ

 このブッシュベイビーは世界名作劇場の中で最も知名度が低く人気もなさそうである。事実インターネットの中でもブッシュベイビーを扱ったサイトは少なく、私の周囲でもブッシュベイビーを知っている人など一人もいません。本放送から10年近く経過しているにもかかわらず、再放送もほとんどされず、ビデオも総集編(全4巻)だけというありさまです。(DVDでは全編収録予定です2002年発売予定)
 世界名作劇場の中では最も年代が新しく(七つの海のティコはオリジナル作品)欧米以外の地域を舞台としており、ある意味で今までの枠を切り崩した面は評価できる。世界とは何も欧米だけではありませんから。ただ、古くからの名劇ファンからは「世界名作劇場らしくない」という批判が聞こえてきそうで、知名度などが低いのはそういったことも原因なのかもしれません。

「ブッシュベイビー」の感想

 この作品は当時のケニアのいろんな面を描いています。野生動物の保護、ケニアの気候風土、ケニアの独立とイギリス人など物語以外の部分でも見どころは多くあります。ケニアが独立しイギリス人統治からケニア人へ移行する中、去っていくイギリス人、ゾウなど動物たちの習性やケニアの気候。野焼きによる危機や大洪水など物語の盛り上がった部分は地理とは無関係ではありません。アラブ人によるマンゴーの木の話しなど(30話でのテンボの会話)ちょっとした会話にもケニアの地理や歴史が垣間見えます。このように物語の面白さと地理的な事実がこの作品では上手く組み合わされています。(上記を参考) 
 特に後半のサバンナの旅は私のような地理好き、冒険物好きにとってはワクワクさせる、たまらない展開です。サバンナの旅は危機一髪の連続、追跡してくる密猟者ひと息つく間もなく次の危機がやって来ます。テンボの活躍もありましたが主人公ジャッキーも大したものです。溺れそうになったテンボを助けたり、密猟団に堂々と立ち向かったりと今までの名劇の主人公とは少し違い現代的で活動的な、なかなかのスーパーガールです。このように後半が面白いと前半のマーフィーの飼育編も物語として生きてくるものです。
 この作品を見て意外だったのは、実は後半のサバンナ編は1週間程度だったことです。放送は5ヶ月近くかかったし、ビデオで見ても17話あり、1週間のはずのサバンナの旅はとても長く感じました。時間的には多少ギャップを感じます。
 最終回はマーフィとの別れですが、野生に返して良かったと思います。この手の作品ではよくある演出ですが、なにかホッとさせられるような良いエンディングでした。ジャッキーはイギリスへ帰国しましたが、きっと大人になってから再びケニアを訪れたでしょう。

重大事態発生!?

 「ブッシュベイビー」のページの制作のため昨年のBS放送を録画したビデオ見ていたが、そのテープをたまたま来ていた3歳になったばかりの甥っ子に消去されるという大事件が起きた。子供の手の届く場所にビデオテープを置いたままにしたうえ、誤消去防止用のツメを折っていなかったのが仇となり、甥っ子がビデオテープをデッキに入れ適当に操作した際、録画ボタンを押したようだ。160分テープの3倍モードで録画していたため被害は大きく、11〜22話までがパーになってしまった。23話以降の後半の旅の部分が残ったのが不幸中の幸いであった。周囲にはブッシュベイビーのビデオを扱っているレンタル店はなく(そもそも全4巻の総集編しか発売されていない)、DVDも当分発売されない。仕方がないのでブッシュベイビーのページは残った部分と去年に見た記憶と他のホームページのあらすじを参考にしながら、制作していくことになりやや不完全な物になってしまいました。と言うわけで「ブッシュベイビー」に関しての情報がありましたら掲示板等にお寄せ下さい。そのうちに再更新します。

 

「ブッシュベイビー」の印象に残った話し

博士の飛行機(8話) ジャッキーが滑走路の草原を走っていく姿がいい。
炎に向かって走れ!(32話) 徐々に迫り来る炎の脅威。絶体絶命のピンチ!
雨の日の思いで(37話) ジャッキーとサフィナの会話の場面がいい。舟で漕ぎ出した後には気の抜けない展開が。
マーフィのさようなら(40話) マーフィとの別れは心地よい感動を与えてくれた。

「ブッシュベイビー」総合評価

5段階評価です

不幸度 危機はありましたがテンボなどの助けがあったため不幸なことにはなりませんでした。
ハラハラ度 ☆☆☆☆☆ 後半のサバンナの旅は危機一髪の連続、冒険物はこうでなければ。
地理お勉強度 ☆☆☆ ケニアの気候風土はよく表現されています。
足引っ張られ度 ☆☆☆☆ ミッキーに足を引っ張られているが、ジャッキーは本当に寛容だ。でもミッキーのような人は結構どこにでもいるかも。
おすすめ度 ☆☆☆☆ 後半の旅は面白い個人的にはおすすめ。でも一般的には評価が分かれている様子。

◇まだ全編見てませんので、と言うより見られないのでブッシュベイビーに関して
情報がありましたら掲示板等にお寄せ下さい。
そのうちに再更新します。

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