白文  本印稿→字入れ(布字)
1.葉書を黒く塗り、印材を型押しして輪郭をはっきりさせる。
2.その形に「朱墨」で塗る。
3.そこに、墨で文字を書いてゆく。印の出来上がりを想定して、「朱墨」「墨」で修正し、完成度の高い印稿とする。「朱墨」と「墨」を用いるのは、油絵のように塗り重ねられるからーーー全部を書き直すのでは無く、修正箇所のみを修正する。これは下(4)の字入れの時も同様である。
したがって、ざっと一筆書きのように、書き入れて、そのあと上記のように修正を加える方法が一般的な本印稿作りの方法となる。
4.それをそっくり「左文字」にて字入れする。当師系では、必ず「墨を印面に塗って」朱墨で字を書いてゆく。つまり、上のように白文の場合は本印稿と「朱・墨」の関係は反転する。
なお、朱文の場合の「本印稿」と「字入れ」はこちらで再確認ください。
道具
1.印刀 刃幅6.5mm(超硬度鋼印刀)
2.印材★賀藍石:8分角 2本、1寸角 1本★青田石:8分角 2本、1寸角 1本
3.朱墨
4.墨
5.篆刻用2面硯
6.面相筆2本
7.印泥 美麗1両装
8.半紙(印箋)20枚 及び 枠入り見本印箋(書研印社名入り)数枚
9.印矩(紫檀)
10.印褥(印押台)
11.耐水ペーパー 2枚
その他
印床は基本的には使用しないが、使用しても良い。
紙目止め用の石、鏡(100円均一で)など、字書はある程度のレベルに進んでからーーー