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金メダルの代わりに月桂樹の冠を

オリンピックはいつからこんなになってしまったのでしょうか。

プロの選手が参加するわ、放映権は天文学的な金額になるわ、ミスジャッジは頻発するわ、愛国心の発露の場となるわ・・・・・・・。

小学生の頃の国語の教科書に載っていたオリンピックはこんなではなかった。

勿論、何でも昔は良かった・・・と言いたいわけではありませんが、ことオリンピックに関しては、その発案者クーベルタン男爵の精神は完全にどこかに置き忘れてしまった感があります。

「オリンピック」という名称は捨てて「世界スポーツ選手権」とでも変えるべきでしょう。
そんな似たような名前のイベントはたくさんありますから、そのなかに埋もれてしまうでしょう。

五大陸のアマチュアが鍛え上げた肉体と技術をもって、スポーツとスポーツ精神を競う、というのは今や絵空事であり、各国が総力を挙げてプロ中のプロを鍛え、ただひたすら金メダルを目指し、企業はこの最大のイベントを最大のビジネスチャンスとして利権を目指して群がっています。

「きれいごとを言っていては商売はできない」と言われればそれまでですが、もう一度原点に戻って見るべき時期ではないかと思います。

アマチュアから参加の優勝者には月桂樹の葉で作った冠でも授与し、「あなたはこの競技では世界で一番の選手です」と、お金ではなく名誉のみを授与するのです。

でなければ、過去の選手たちの名誉が浮かばれません。