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| 未来の事を知りたいと思う 自分の運勢を強いものにしたいと願う これは人間の本来持っている根源的な欲求のようなものだと思う おおむかしから 我々人間は遠くを見渡し 山の向こうに拡がる世界に思いをはせてきた 山に向かって歩き尾根を超え 新しい世界を見る 手間隙や時間のかかる行為であっただろうが 人はその時 新しい世界が向こうからやってきたとは感じなかったと思う そうではなく自分が行ってその世界を得たと思ったに違いない 自分の意思が新しい世界をつかみとったのだ 冒険家のニコルさんが北極を探検して見晴らしのいい場所はすべて大昔からの人間の野営のあとが積み重なって見つかるとテレビで言っていた 遠くを見たり先について思いをめぐらすことや希望したり願いを持つことは 今もむかしも人間の行動に決定的に影響を与え続けそれは今もなんら変わりがないと思える 例によって占いの話をしてみたい 私たちの発想や行動を心の世界を通して考えてみたらどうなるだろうか まずは天、宇宙から、、、 人が誕生した時 母体から取り出され世界に触れた瞬間に何か見えない宇宙線のようなものが肉体を貫く 複雑なバーコードのようなものが刷り込まれるか 見えないICチップが埋め込まれるのかも知れない そして人は一生その宇宙からの痕跡は消えることがなくその見えないメモリーの影響を受け続ける 誕生時による占星術の発想はそこからはじまる とにかく生まれた時(受胎時も同じ)の宇宙のある星の位置で人間は何らかの傾向を帯びるという経験則のようなものが太古から伝わってきて今日に至っているわけだ もっとも それが合っているとか当たっているかなどと感じることは人間の主観によるものだからこの法則が今私たちが信奉する自然科学のうらづけを得ることはないだろう 私は別にそれにこだわるつもりもないと考える なぜなら私たちの心の幸福や平和と科学の進歩とはあまり関係はないと思ってしまうからだ 私が子供のころから比べても科学は大きく進歩して世の中は目をみはるほど便利になったがそれに比して幸福な人が増えているとはあまり思えない 残念なことだとは思うが、、、 もっとも科学の発想自体と占いの方法とはなんら変わりがないとも思う どちらも経験を積み上げてそこから結論をみちびいている 科学は物質に根拠をもとめ 占いは心に根拠を求めた 物質は追試によってよりその輪郭を強固にするが 心は結果を見てそこで又どんどんと変化してしまう 科学技術が進歩しても科学で人の心をとらえる芸術作品が生み出されることがないようなものかも知れない ともあれ人は星の位置と人の一生に関連を感じた 途轍もない大昔から、だからデータが揃っているので人の一生の傾向は一目で見ることが出来る そこにあらわれるものは宿命といったような物なのかもしれない たとえ個人がどのように変わろうと努力しても無駄なもの 生まれつきの肌の色や人種のようなものかも知れない よく言われることにそれでは同じ時場所に生まれた人間は皆同じになるのではないかという反論があるが まさにその通りなのだが 両親に与えられた肉体の資質や兄弟家族などの生活環境によって人は皆それぞれ違うもので 実際は人生に与える影響力の大きさを考えればそういった様々の要素の方が生きている私たちにはほるかに大事だと思われる でも人が死んでその生の記録に何行か簡潔な言葉を残すとしたら占星術につげられた傾向が思い起こされるかも知れない それほどに大きな傾向 根源的な資質が占星術には表される その人の持つ変わりようもないもの 重たい宿命論と隣り合わせのような感じもあるでもこのあたりが占星術の持つ不思議な魅力の独壇場であることは間違いあるまい ちゃらちゃらした日々の享楽や騒々しい浮世のよしなし事をすべてはぎとって残るもの星の法則の下ではすべての人間は等しくその傾向にさらされなければならないのだ 古代の人は天上の働きを円で表した 今でも私たちは地球を宇宙船のようなものとして自分たちは宇宙に浮かんでいるようすを想像している しかし人間が立つ大地(地球)も人間にとっては無限とも思えるほど大きなものでそのエネルギー(気)も人間に大きく影響を与えると考えられてきた 宇宙が円のようなものなら大地には四角(方)と考えられ東西南北が配される 大地は又無限に大きな故にそれ自体に力を持ち 生き物のように気をめぐらしている 人間が生まれた時にはそんな大地の気にも貫かれていたかも知れない そんな考えが起こるのも無理はないように思う 宇宙の気は大地の気に働きを及ぼす 四季のめぐりや洪水や地震 どれも密接につながっている 宇宙の気に貫かれた人間は大地の気にも複雑な反応を示す 大地(地球)の気に根ざす占術は方術とよばれて占星術に決定的に影響を受けながらも独自に発達していった 今で言えば九星気学や奇問遁甲術、風水術、方位学、家相がそれにあたるだろう 特徴としては四方(方位)があることだ 本来我々はぐるぐると回転しながら宇宙をさまよう地球の住人であるのだから占星術のスケールから見れば方位で運命を見ること自体矛盾したことに見えることだろうと思う (続く) |