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うんちくのこと ノ 弍

 今回はコアラのウンチくうについて
うんちくを傾けてみたいと思う...。
 なんて事を言っていたら、東山動植物園の
コアラ「ブルー」が昇天してしまった。
なんてすごいタイミングだったのだろう。
 そこで今回は追悼号である。という事にして
仕事もしないでこういうものばかり書いている。
 世の中のぬいぐるみ屋さんがどうしても本物
に勝てない動物がこのコアラである。
 一般にぬいぐるみというと、つぶらな瞳・
ふわふわのからだ・かわいらしいポーズと
相場が決まっているのだが、コアラについては
本物が全てこの条件を満たしている。
しかも本物は自分で動く(臭いけど)。
これではぬいぐるみが勝てる筈がない。
 さて、生まれて6ヵ月もたつと、コアラの赤ちゃんは離乳期になる。この頃になると、
母親は時々「パップ」と呼ばれる未消化便をする、これを子供はむさぼり喰うのである。
 しかしこれも排泄物愛好ではなく理由がある。これによって子コアラは、盲腸に共生する
細菌を譲り受け、同時に匂いや味から食べてもよいユーカリの葉を覚えるのである。
 「え? 食べてもよいユーカリ?」と思うかも知れない。実はユーカリには殺菌作用を持つ
ほど強いユーカリ油が含まれており、強い肝臓機能がなければ解毒できない。
 付け加えるなら、コアラはユーカリの葉だったら何でも食べるという訳ではない。実はユー
カリには600種類ほどの品種があり、うちコアラが食べるものは50種ほどである。さらに、
「これが好き」というものになると十数種になってしまう。
 てなわけで、子コアラはパップを食べて、学習するのだが、時には学習の成果が上がらずに、
間違ったユーカリを食べて御陀仏するものもいるという。



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