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ところで、アナジャコがなぜここまで深い巣穴を掘るのか?
ということは、残念ながらよくわかっていません。
考えられる(推測できる)理由はいくつかありますが、何しろ研究するのが
難しく(干潟の中だからねえ......)、
はっきりした事を言える人がほとんどおりません。
参考までに、いろいろ言われていたり、調査班が考えたり
した「なぜ掘る?」を紹介します。
○ 深いほうが温度変化が少ない。
確かに、干潟の表面は、夏の干潮時にはお湯のように
熱い。また、冬の夜中の干潮には氷のように冷たい。
しかし、せいぜい1mも掘れば、温度は、そんなに
変化しませんから、なにもここまで掘らなくても......。
○ 鳥や魚に食べられないため。
渡り鳥のシギや、藤前干潟では1年中見られるサギの仲間
などは、アナジャコを捕まえて食べます。ならば、鳥のくちばしの
届かないところまで......といってもこれまたせいぜい40cmも掘れば
大丈夫だし......。
○ 井戸では?
最近、私が考えているのは、「井戸ではないか」ということ。
干潟の地下は、たいてい、砂や泥、粘土が、交互に積み重なった地層に
なっています。粘土の層は水を通さない不透水層(ふとうすいそう)、
砂の層は水を通す透水層(とうすいそう)になっています。
アナジャコは、数m掘り下げることによって、最初の不透水層を突破し、
地下から新鮮な海水(陸なら地下水ですね)を取り入れているのでは?
ということ。
ま、「本当のことはよくわかりません。」
というのが今のところ一番正確な答えです。
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