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 もう一つの十脚類を紹介しておこう。ニホンスナモグリである。こちらは、アナジャコと
よく似た形をしているが、エサは土の中の有機物である。こちらは堆積物食者という。
 ちなみに、生物屋さん達は、アナジャコなどの懸濁物食者を(Filter Feeder)などと呼び、
ニホンスナモグリのような堆積物食者を(Deposit Feeder)などと呼ぶのである。
 ニホンスナモグリは、潟土があればエサには事欠かない訳なので、すんでいる場所はアナ
ジャコよりも浅いところのようである。また、どういう訳か、前脚(歩脚)の左右のハサミは
大きさが極端に違うのが特徴的。
 もっと浅いところ、というよりも、藤前干潟では、潮が引き始めると真っ先にあらわれ
始める海岸端の石がごろごろしているあたりにすんでいる十脚類もいる。
 こちらはハサミシャコエビ。形はアナジャコよりはニホンスナモグリに似るが、ハサミの
大きさは左右で同じ。簡単にお目にかかれるという点ではこのハサミシャコエビであろう。
お見せできる資料は残念ながら無い。先日採集した折りに、何を考えたのかリリースしてきて
しまったのである。なお、大きさは50〜60mmくらいである。
+++++++++++++++++++++++++++二ホンスナモグリ(Callianassa japonica
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++体長50〜70mm
                ┗━━━━━━━━━━━━━━━┛   ┗━━━━━━━┛
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛                遊泳脚(又は単に泳脚)
 鋏脚(きょうきゃく):いわゆる「ハサミ脚」                 「ひれ脚」である
                        
          鋏脚も含めて、5対10本の 歩脚(ほきゃく):「あるき脚」
          を持つのが、十脚類である。

 ところで、スシにのっている
あのシャコという生き物は? 
というと、こちら、名前と形は
けっこう似ているが、アナジャコ
達が十脚類であるのに対して、
 口脚類(こうきゃくるい)という
かなり遠い仲間で、種類によっては
魚などを捕まえて食べるという                    かまきり    えび
なかなかはげしい連中である。                  mantis  shrinp という
漁師さん達には、                               らしい。
親指外し、などと
呼ばれているとか、
 あ、これは外国の
話かもしれない。
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